母、上京…な俺…。
母が東京にやってきた。
先日の電話で彼女の口から出た
「週末東京行くから泊めてねー」
…
まるでコンビニに単三電池でも買いに行くような気軽さ。
思えば僕が18歳の時に夢を追って東京に出てきた緊迫した状況とはそれはそれは雲泥の差。
それほど彼女の中では東京に対する様々なしがらみはないらしい。
22時、新宿駅にて待ち合わせ。
僕はその日愛媛から飛行機で21時に羽田着。
まぁ22時が妥当だろう。
しかし、松山空港の飛行機が離陸時間になっても飛ばない…
「お客様にお伝えします。まだお客様が全員搭乗しておりません。最終便ですのでその方をお待ちしてから離陸いたします。ご了承下さい。」
機内が山椒の如く、ピリッとなる。
そして数分後申し訳なさそうに通路を小走る…
関太34歳。
全員の突き刺さるような視線を浴び、若干細く見えた…ような。
しかし、数分経ち更に遅れて老紳士が入ってきた時、全員の更に突き刺さる視線…の中で、同じく睨みをきかせていた関太の名前を僕達は忘れない。
そしてヤキモキする中、離陸。
30分遅れて新宿駅へ。
母の
「適当にフラフラしてるわー」
のLINEに安心しつつもダッシュ。
新宿駅の改札を抜け辺りをキョロキョロ。
明らかに新宿駅には似つかわしくない、ご婦人が一人ポツン。
「さて、飲みに行きますか!!」
若いね…
そして小雨のそぼ降る中一つの傘で仲睦まじく夜の街へ…
すると…
携帯電話に会社の社員さんからメール。
「山本さん、今女性と相合傘してましたよね??見ちゃいました!!」
…
こ、この場合…
なんて返せばいいのだろう…
「違います!母親ですよ母親!!」
これは、明らかに母親じゃない…
「あれは母親!!」なんて、嘘つく時にしか使わない言葉だ…
絶対に信じてもらえない…
では「あぁ友達ですよ!!」は?
いや、友達にしてはご婦人過ぎる…
「あぁ兄弟ですよ、あはは…」
うーん…複雑な家庭過ぎる…
今日は全然酔えそうもない…
先日の電話で彼女の口から出た
「週末東京行くから泊めてねー」
…
まるでコンビニに単三電池でも買いに行くような気軽さ。
思えば僕が18歳の時に夢を追って東京に出てきた緊迫した状況とはそれはそれは雲泥の差。
それほど彼女の中では東京に対する様々なしがらみはないらしい。
22時、新宿駅にて待ち合わせ。
僕はその日愛媛から飛行機で21時に羽田着。
まぁ22時が妥当だろう。
しかし、松山空港の飛行機が離陸時間になっても飛ばない…
「お客様にお伝えします。まだお客様が全員搭乗しておりません。最終便ですのでその方をお待ちしてから離陸いたします。ご了承下さい。」
機内が山椒の如く、ピリッとなる。
そして数分後申し訳なさそうに通路を小走る…
関太34歳。
全員の突き刺さるような視線を浴び、若干細く見えた…ような。
しかし、数分経ち更に遅れて老紳士が入ってきた時、全員の更に突き刺さる視線…の中で、同じく睨みをきかせていた関太の名前を僕達は忘れない。
そしてヤキモキする中、離陸。
30分遅れて新宿駅へ。
母の
「適当にフラフラしてるわー」
のLINEに安心しつつもダッシュ。
新宿駅の改札を抜け辺りをキョロキョロ。
明らかに新宿駅には似つかわしくない、ご婦人が一人ポツン。
「さて、飲みに行きますか!!」
若いね…
そして小雨のそぼ降る中一つの傘で仲睦まじく夜の街へ…
すると…
携帯電話に会社の社員さんからメール。
「山本さん、今女性と相合傘してましたよね??見ちゃいました!!」
…
こ、この場合…
なんて返せばいいのだろう…
「違います!母親ですよ母親!!」
これは、明らかに母親じゃない…
「あれは母親!!」なんて、嘘つく時にしか使わない言葉だ…
絶対に信じてもらえない…
では「あぁ友達ですよ!!」は?
いや、友達にしてはご婦人過ぎる…
「あぁ兄弟ですよ、あはは…」
うーん…複雑な家庭過ぎる…
今日は全然酔えそうもない…