さよなら京都…な俺…。

もしもあなたの友達に外国の方がいたとしましょう。

そしてその友達がこの度日本を訪れることになりました。

そして「ニホンヲタビシタイヨ！ドコニカンコウシタライイ！！」

…と聞かれたら、何処を紹介します？

東京？北海道？なるほど沖縄？いやはや高円寺純情商店街？

確かにそれらもわかります。

しかし、ほとんどの方がこう言うでしょう。

観光ならば、京都…と。

私は今その日本屈指の観光スポット、京都にいます。

そうです、私一泊二日で念願の京都に来ているのです。

思えば私、高校の時の修学旅行が京都でした。

しかし、部活の試合と被っていたため我らがサッカー部は修学旅行に行けなかったのです。

十年越しの京都観光…のはずが…

実は…

２９日の「カクツキライブ」に向け…まだネタが出来ていなかったのです。

そうです「おサボりコウチャン」はギリギリまでサボるのです。

そのツケが回って来た為、観光どころか、昨日から京都のホテルでずっっっとネタ合わせ…。

もし私が推理小説の作家なら「ホテルに缶詰」と言うと、苦悩と狂気の狭間で大作の予感がし、何だか恰好いい気がします。

しかし、我々のネタ合わせはもちろん二人で…

およそ４、５畳のシングル部屋におじさん二人…

あ、今太がジャージに着替えました…

トイレから帰ってくると、何故か照明が少し暗くなっています。

「こうすると外の景色が綺麗だブー！」

私たちは…京都で一体何をやっているのでしょうか…

このままで帰れるかーーーっ！！！

次の日集合時間よりもだいぶ前に起き、ホテルの周辺で「京都の証」を探しに行きました。

すると、向こうの方に申し訳程度の神社だか寺だかの輪郭が…

神様か仏様…ありがとう。

これで心置きなく東京に帰れます。

閉まってるし…


さよなら…京都。