2Dな俺・・・。
暫く更新していなかったのは、訳がありまして・・。
その・・・いや、別段仕事が忙しかった訳ではなく・・・遊びにうつつを抜かしていたわけでもなく。
あの・・・その・・・実は、年甲斐もなく恋に落ちていた訳でして・・・。
彼女、とっても素敵な娘なんです。
洗練された容姿もさることながら、同時に清純な心までも兼ね備えていて、勉強は学年一位、スポーツでも彼女の右に出る者はおらず、生徒会長に職に就く傍ら、ボランティア活動にも勤しんでいる、みんなの憧れの的なんです。
まさに、成績優秀、品行方正、容姿端麗、完璧を絵に描いたような学園のヒロイン的存在。
ある日、共通の知人から彼女の電話番号を知ることになり、思い切って電話を掛けてみることにした。
初めはうちは何だかぎこちなかった二人の会話も、徐々に時間によって解きほぐされ、最終的にはデートの約束にまでこぎ付く事ができた。
勿論、初めてのデートは期待よりも不安のほうが大きかった。
最初のデートは努力の甲斐もあってか「バッチリ良い印象を与えたみたい」
その日以降二人はどちらからともなく徐々に距離を縮めていったある日の電話での会話・・・
「もしもし・・・」
「あっ・・・携帯充電しておいてよかった・・・」
「え、何で・・・?」
「だって、あなたと長く話せるでしょ・・・」
・・・・・・。
ある日のデートの帰り道・・・
「家まで送るよ・・・」
「ありがとう、でも私のお願い聞いて欲しいな・・・」
「え、何・・・?」
「できるだけ、遠回りしたいな・・・」
「え、何で・・・?」
「だって、あなたともっと長く居たいから・・・」
・・・・・・。
これで恋に落ちない男子がいたら、是非その皮の厚い面を拝んでみたいものだ。
それからの二人は幾つもの季節を巡り、あらゆる景色を目と心に深く焼き付け、幾重にも他愛もない会話を交わし、時には激しくぶつかり、けどその度に相手の大切さを感じる程、いつの間にか唯一無二の存在になっていた・・・。
そんな彼女からある日、手紙が届いた・・・。
封を開けるその時、生まれて初めて自らの心音が鼓膜を振るわせた・・・。
ふと一点の曇りもない純白の便箋に目を落とす・・・。
「伝説の樹の下で、待っています・・・。」
その・・・いや、別段仕事が忙しかった訳ではなく・・・遊びにうつつを抜かしていたわけでもなく。
あの・・・その・・・実は、年甲斐もなく恋に落ちていた訳でして・・・。
彼女、とっても素敵な娘なんです。
洗練された容姿もさることながら、同時に清純な心までも兼ね備えていて、勉強は学年一位、スポーツでも彼女の右に出る者はおらず、生徒会長に職に就く傍ら、ボランティア活動にも勤しんでいる、みんなの憧れの的なんです。
まさに、成績優秀、品行方正、容姿端麗、完璧を絵に描いたような学園のヒロイン的存在。
ある日、共通の知人から彼女の電話番号を知ることになり、思い切って電話を掛けてみることにした。
初めはうちは何だかぎこちなかった二人の会話も、徐々に時間によって解きほぐされ、最終的にはデートの約束にまでこぎ付く事ができた。
勿論、初めてのデートは期待よりも不安のほうが大きかった。
最初のデートは努力の甲斐もあってか「バッチリ良い印象を与えたみたい」
その日以降二人はどちらからともなく徐々に距離を縮めていったある日の電話での会話・・・
「もしもし・・・」
「あっ・・・携帯充電しておいてよかった・・・」
「え、何で・・・?」
「だって、あなたと長く話せるでしょ・・・」
・・・・・・。
ある日のデートの帰り道・・・
「家まで送るよ・・・」
「ありがとう、でも私のお願い聞いて欲しいな・・・」
「え、何・・・?」
「できるだけ、遠回りしたいな・・・」
「え、何で・・・?」
「だって、あなたともっと長く居たいから・・・」
・・・・・・。
これで恋に落ちない男子がいたら、是非その皮の厚い面を拝んでみたいものだ。
それからの二人は幾つもの季節を巡り、あらゆる景色を目と心に深く焼き付け、幾重にも他愛もない会話を交わし、時には激しくぶつかり、けどその度に相手の大切さを感じる程、いつの間にか唯一無二の存在になっていた・・・。
そんな彼女からある日、手紙が届いた・・・。
封を開けるその時、生まれて初めて自らの心音が鼓膜を振るわせた・・・。
ふと一点の曇りもない純白の便箋に目を落とす・・・。
「伝説の樹の下で、待っています・・・。」
では、三次元のみなさん、さようなら・・・。