タイムスリップ…な俺…。

その日、新幹線を降りると同時に全身を覆った肌寒い新潟の空気が、懐かしくもそして少しだけ新鮮にも感じられた。




事前に、高校の同級生と十三年振りに会う約束を取り付けていた今回は、いつになく楽しみな帰省となった。


いい加減で、好きだの嫌いだの、自分勝手に、なりふり構わず、けどそれでも一生懸命何かに向かっていたあの頃の三年間を共に過ごした彼らとの再会は、多くの期待と少しの不安で一杯になった。


向かう道中、自由自在に膨らませた様々な思いが脳裏をよぎる。


待ち合わせ場所を前にすると、胸の奥が一瞬トクンッと高鳴ったのがはっきりと感じられた。




そして、扉を開けると、タイムスリップ・・・




そこには、あの放課後のような時間が流れていた。


みんな馬鹿みたいに笑ってる。


アホみたいにはしゃいでいる。




けれどあの頃と違うのは、やっぱり決まって昔の話をする。


学校に馴染めなかったあいつがサラリーマンに、クラスのマドンナが一児の母に、チェリーだったあいつが今や立派なフルーツバスケットに。




そりゃ時間が経ったんだ、みんなあの頃と変わっているのは当たり前の事で、それぞれがそれぞれの人生を線で生きていて、点でしか会わない他の者は変化を感じるに決まってる。


自分は自分の主観でしかこの世の中と関わることができない。


もちろんそれぞれがそれぞれの主観で生きていて、その線が他人と交わることはあっても、決して重なることはない。


だから途中で何があったとか、どんな辛いことがあったとか、どんなに悲しいことがあったとかなんて、今こうして笑って話しているここでは、大した問題じゃない。


だからあの頃みたいに、とにかく楽しかった。




そして、チャイムが鳴り、そろそろ放課後が終わる。


みんな夢から覚めたように「明日があるから」と、帰っていく。




一人残り、満点の星空を見上げた。




何だか少し、東京へ帰りたくなった・・・




作　ピュア本浩司








～番外編～




やあ、みんな楽しんでくれたかい？


え？


何だか素敵過ぎただって？


今回はそんな君のためにとっておきの情報を教えちゃうよ。


題して！！


「教えてアリス美容室～！！」


このコーナーは、新潟にあるカリスマ美容師が経営する、「アリス美容室」を紹介するコーナーだよ。


今回はこれ！！


アリス美容室の、駐車場～！！





この駐車場があれば、遠くから車で来ても安心だね。


そしてなんとこの駐車場は・・・





１から・・・





５まであるんだよ。


こんなに駐車場が広いなんて、さすが関東甲信越一の腕を持つカリスマ美容師のお店だね。


今日も全国からそれはそれはたくさんのお客・・・さ・・・





ガラガラやないか～い！！