わらしべ長者…な俺…。 | タイムマシーン3号 山本浩司オフィシャルブログ「アリス美容室」Powered by Ameba

わらしべ長者…な俺…。

みなさん。






みなさんはわらしべ長者という昔話をご存じだろうか。






男の持っていたわらしべが、あれよあれよという間に、豪華な屋敷に変わるというあの話。






そんなおとぎ話が、もしもこの現代に蘇ったとしたら…











さいき~ん、さいきん、あるところに、山本どんというアイドルのような男がおったそうな。






その男は20型のそれはそれは古く、大層小さなテレビを持っておった。






来る日も来る日その古く、大層小さなテレビで、ギリギリまでアナログ放送に挑戦していたそうな。






するとある日、その男に友人が話しかけてきた。






「なぁ山本どん、オラの部屋せめぇから、おめぇの古く大層小さな20型のテレビと、オラの新しく大層大きな40型テレビを交換しねか?」






なんということでしょう。






男の持っていたテレビがあっという間に20型から倍の40型になったのです。






男は早速、20型のテレビを持ち40型のテレビを取りに行きました、自転車で…。






そうです、欲深き男はこの期に及んで送料をケチったのです。






自転車の籠に20型のテレビ…






その姿は、大層大きめなカーナビだったそうな。





男は何とか友人の家に着き無事に交換を済ませ礼を言い、40型のテレビをあろうことか再び自転車の前の籠に乗せ、帰路についた。






40型のテレビを自転車の籠に乗せていた男は、案の定二度ほど職務質問にあったそうな。






そんな帰り道、男はずっと考えていた。






20型が40型になったということは…






40が80…160…320……






男は頭の中で、映画館を手に入れていた。






そんな事を夜中にニヤニヤ考えていると、気付かず赤信号を渡ろうとしていた。






慌てて急ブレーキをかけた…






その刹那…






自転車のチリンチリンにテレビの画面がぶつかった…ような気がした…。





何だか「パキッ」って、鳴っちゃいけない音が聞こえたような…気がした…。






「あはは…はは…は。気のせい気のせい…。」






男は自分に嘘を付いた。






な、何事もなく…ぶ、無事に家に着いた男は、早速テレビの電源ボタンに手を伸ばした…






タイムマシーン3号 山本浩司オフィシャルブログ「アリス美容室」Powered by Ameba-20101019113645.jpg






スイッチ~…






オーーーンッ!!






タイムマシーン3号 山本浩司オフィシャルブログ「アリス美容室」Powered by Ameba-20101019113819.jpg






ぶつかった所を中心に、鮮やかな虹が姿を現した。






その虹は、画面いっぱいに鮮やか色彩を放っていたそうな。






タイムマシーン3号 山本浩司オフィシャルブログ「アリス美容室」Powered by Ameba-20101019113406.jpg






「す、すご~い、これがデジタル放送かぁ…。やっぱり違うなぁ~。あはは…」






男は、再び自分に嘘をついた…






…とさ。






めでたくないめでたくない…












みなさん。



みなさんの不幸話を山本どんに教えてあげてください。



今までで大層やっちまった話を、たくさんたくさん山本どんに聞かせてあげてください。



それが今の傷ついた山本どんへの、唯一のお薬だとさ…。