東日本大震災から10年。
改めて亡くなられた方のご冥福を祈るとともに
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
当時、日テレでズームインを担当していた私は
数多くの取材をさせて頂きましたが
忘れられないのは、福島県の双葉町の皆さんです。
原発事故で約1200人の方が
さいたまスーパーアリーナに一時避難されていましたが
3月末、そこから埼玉県加須市内の高校に再び移動することになりました。
みんな疲れきっているはずなのに、
取材をする私達に快く応じてくださる方がたくさんいらっしゃいました。
「同じようなこと聞かれて、嫌じゃないですか？」と尋ねたら
「カメラ来ると、ちょっと気が張っていい部分もあるのよ」というおばちゃん
「あっ！ズームインだ！」と喜んでくれた女子高校生たち…
人の精神力の底力を見たというか
逆にこちらが励まされてしまう日々でもありました。
アリーナから加須市に向かうバスが出発する時、みんな手を振ってくれました。
既に頑張っている皆さんに「頑張って！」なんてとても言えず
「お気をつけてー
」と涙をこらえながら見送るのが精いっぱいでした。
」と涙をこらえながら見送るのが精いっぱいでした。あの時の双葉町の皆さん、お元気でいらっしゃるかな…
本当に心からご健康と幸せを祈るばかりです
「大変な時こそ、その人の品性が出る」
…様々な取材を通して感じた教訓です。
先日も大きな地震がありました。
今いちど自分自身にできることを確認しましょう！