本日は77回目の終戦の日。
滋賀県本部の皆さんと共に、昨日大津市内で、終戦記念日街頭を行いました。

 先の大戦でお亡くなりになられた方々に心から哀悼の誠を捧げますと共に、今なお傷痕に苦しむ皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 戦後一貫して我が国は平和の道を歩んできました。これからも絶対に戦争をしてはならない。させてはならない。平和を守り抜いていく努力を弛まず続けていく決意と覚悟を新たにいたしました。
 
 ただ、我が国の平和と安定と言っても、国際社会の平和と安定の中にあります。そして、今まさにその国際社会の平和と安定が根底から揺らいでいます。今年2月、ロシアによるウクライナ侵略が始まりました。まもなく半年となり、長期化しています。

 ロシアによる侵略は明白な国際法違反であり、戦争犯罪です。断じて許すわけにはまいりません。絶対に力による現状変更は許されない、核兵器の使用を絶対に許してはならない。国際社会一致団結して、1日も早い停戦、平和の回復を目指し、外交努力を続けるとともに、避難してこられているウクライナの方々の支援に党をあげて取り組んでまいります。
 
 ロシアによるウクライナ侵略により、我が国の軍事力を増強すべしという声が高まっています。現在、我が国をめぐる安全保障環境はより一層厳しさを増しており、ウクライナの教訓を踏まえ、我が国の平和をどう守っていくのか、真剣に議論しなければなりません。ただ、その際何よりも重要なのは、空想的な平和論ではなく、勇ましい軍拡論ではなく、現実を踏まえた冷静かつ現実的な議論であり、その役割を担うのは私たち公明党だと確信しています。

 年末に向け国家安全保障戦略や防衛大綱など重要な政府の政策の見直しが行われますが、現実を踏まえ、国民の命と財産を守り抜く為に何が必要か。真摯に議論を深めてまいります。