BONDプロジェクトの橘ジュンさんたちとともに大阪・心斎橋のグリコの看板の下、「グリ下」と呼ばれる場所へ。


ここには、東京のトー横同様、互いに見知らぬ少年少女が集まる現象が起きており、新型コロナウイルス禍で、飲食店や商業施設が時短営業や休業を余儀なくされていた今年の夏頃から、若者たちの「居場所」となっています。

一方、未成年の飲酒やけんかなど、トラブルにつながるケースもあり、大阪府警は見回りの強化などに乗り出しています。

ここに集まる若者たちの多くは家に居場所がなく、沢山の生きづらさを抱えているーーーそのことを私たちを案内してくれた10代の女の子が教えてくれました。一見すると何の問題もない、可愛らしい女の子。

しかし、橘ジュンさんたちがネットパトロールで、死にたい、死にたいと書き込んでいる彼女を見つけ、出会ったと伺いました。

家族との葛藤、働きたくても働けない、周りになかなかこうしたことが理解されない苦しさ。腕には無数のリストカットの跡。

グリ下近辺で、彼女と同様、家に居場所がなく、寒い中、一人座っている女の子とも出会いました。

様々な生きづらさを抱えている女性たちに寄り添う支援とはどうあるべきか。現場から深く考えていかねばならないと強く思いました。

橘ジュンさん、井上さん、ケンさん、そして女の子たち、本当に寒い中ありがとうございました。