橋本聖子女性活躍推進担当大臣に、7月上旬に決定される女性活躍加速のための重点方針2020の策定に向けて、公明党女性の活躍推進本部として盛り込んでもらいたい事項を提言してまいりました。  

8項目にわたって提言させていただきましたが、何よりもまず今回の新型コロナウイルスの影響が女性の雇用や生活等にどう影響を与えたのか調査・分析するとともに、新型コロナウイルス感染症として実施されている様々な支援策を、ジェンダーの観点から課題がないか、検討を行うため、有識者等による検証の場を設けることを求めました。  

特に、支援策として、今回の特別定額給付金は早く支給するという観点から世帯単位となりましたが、 この点についてジェンダー平等の観点から是正すべきというお声もいただいております。今後は1人ひとりにちゃんと支給されるよう、原則個人単位とすることも求めています。  

その他、コロナ禍で改めて浮き彫りとなった様々な困難を抱えている女性への支援、性犯罪・性暴力やDVの被害者への支援、ひとり親家庭への支援の充実(養育支払確保)、防災・復興における女性の活躍推進、少子化対策・子育て支援の拡充等、不妊治療等にかかる経済的負担の軽減等、女性活躍の基盤整備についても具体的な要望を明記しました。  

橋本大臣からは重点方針策定において「8つの項目をいかしていきたい」とのご発言があり、その上で、特に検証については重要でしっかり取り組みたいと応えて頂きました。また、DV相談の現場を視察されたお話も伺いました。

4月20日から電話相談に加え、メール、SNSを通じたDV相談+がスタートしていますが、電話のときには相談したことがない方がSNSを通じて相談されてきている理由なども調査されているそうです。生活不安やストレスが高まる中、DVや虐待が増えています。ひとりで抱え込まずぜひ相談してもらいたいと心から切に願います。

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv_navi/pdf/dv_soudan_plus.pdf  

コロナによって、テレワークが進むなど女性がさらに活躍出来るチャンスも増えています。ポストコロナを目指して真の女性活躍、男女共同参画が実現できるよう、引き続き女性活躍推進本部本部長として頑張ります。

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