【公明新聞】
児童相談所入所手続きを柔軟に

山本(香)氏
2019/11/08 2面

 7日の参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗氏は、昨年3月の東京都目黒区の女児虐待死事件で、児童相談所に子どもを入所させる際に徴収される負担金を理由に、父親が女児の入所に同意しなかった経緯に言及し、「虐待などで親が同意しない場合、地方自治体の判断で徴収金を取らないという柔軟な運用ができないか」と訴えた。

 これに対し、加藤勝信厚労相は、入所手続きの簡素化や、親の同意を取れない場合の事例を収集するなど、「どのような対応ができるか引き続き検討したい」と答弁した。