令和5年3月3日（金）令和考81
「意識と肉体は不可分の関係！」
豊かでなかった頃の日本は、
貧しいことが当たり前であったために、
苦難や困難立ち向かうための
不屈の精神力や忍耐力を
日頃から養ってきた。
「明日、食べるお米がない！」
という極限的なストレスを抱えても、
めげることなく
乗り越えてきた歴史がある。
貧しき時代の女性たちは、
男性との役割の違いを
っかりと認識していた。
日本女性は当時
世界的評価がとても高かった。
忍耐強い、
我慢強い、
男性を立てる、
おしとやか、
恥じらいがある、
気品がある、
などなど称賛されて
多くの外国人男性から
憧れの存在であった。
現代とは時代背景が違う
という人もいるだろうが、
人間の本質というものは、
古今東西そんなに
変わりはしないものである。
確かに現代女性は
貧しい時代の女性と比較すると、
外見的にはきれいでスマートになった。
しかし、その分、
精神的にはとても脆くなった。
家庭の中にいるよりも
外で働くことが多くなった女性たちは、
人間関係の中で
余分な神経を使うようになり、
些細な言葉で傷ついたり、
自己卑下に陥ったりして、
総じて自分を苛める傾向が
強くなってきている。
そして、我慢ができない分、
ストレスにも対応できない体質を
つくりあげていった。
男性と女性では、
もともと
肉体の構造が異なっており
ものの考え方や
頭の使い方も異なっている。
本来人間には
男性には男性の役割があり
女性には女性の役割がある。
現代のように、
男女平等を謳って同じ種類の労働を
男女問わず行うことは
理にかなっていないことも多いのだ。
ともあれ、現代のような
高度情報社会で生きる女性が
ストレスから逃れるためには、
基本に立ち戻ることである。
体力的回復には、
息抜きの場所や癒しの空間を
積極的に見つけることが必要であり、
精神的回復には、
静かなところで
自分の内心を見つめる習慣を
つくることである。
意識（精神・心・思考）と肉体は
不可分の関係にあり、
意識のバランスを保つことが
肉体の健康を左右するのである。