令和考77
「言葉の力とイメージの力!」
私たちは生身の人間だから、
時には感情が乱れて
汚い言葉や暴力的な言葉が
飛び出す時がある。
そのような感情に
襲われそうになった時は、
先ずは「ひと呼吸置く」
習慣を身につけることである。
つまり、
「間をとる」ということだ。
ひと呼吸の間を空けることができたら
汚い言葉や暴力的な言葉も
自ずから内容が変わってくるだろう。
感情に任せた言葉を
浴びせるのではなく、
少しはオブラートに包めるだろう。
そして、ひと呼吸、
間が空けられたら今度は
大きく深呼吸をしてみよう。
深呼吸をすると、
高まった感情による
交感神経の緊張がとれて、
脳に酸素が行きわたり
冷静さを取り戻すことができる。
互いの意見の行き違いで
汚い言葉の応酬になったとしても、
そのままにしておいては、
あなたの人生に悪影響を及ぼすことになる。
鉄は熱いうちに打て、ということだ。
そのような相手に、
争いごとは無用と考えて、
仲直りしたいと思っても
相手側の受け取り方もあるので、
すぐには無理であろう。
しかし、
あなたが仲直りしたいと思えば、
イメージの中で
仲直りすることは可能なのである。
あなたが意識の中に
マイナスの要素を溜めたくないのなら
相手が笑顔でいる状態を思い浮かべて
イメージの中で和解することだ。
その作業を繰り返していくうちに、
相手にもあなたのイメージが伝わり、
必ずや仲直りのきっかけが
あなたの前に現われてくるだろう。
言葉は言霊と昔から言われてきた。
その言葉の力以上に
イメージの力も
物理的な力があることを
あなたは早晩知ることになるだろう。
なぜならば
この世界に存在するものはすべて
人間のイメージから
つくられたものだからである。