意識力からの遺言72
「自然治癒力(自己回復力)を働かせていますか!」
人間は特別な使命のある人を除いては、
本来は誰もが健康な体で生まれている。
この世に誕生した時のあなたの心は、
純真無垢であり、
明るく希望に満ち満ちていた。
それが成長するにしたがって、
自我が芽生え、他人との区別を
意識するようになった。
そして、環境や習慣、
教育や信条などによって、
自己中心的な考え方がつくられてきた。
自己中心的な生き方が、
良きにつけ、悪しきにつけ、
現在のあなたの肉体や環境を
つくりあげている。
そしてある日、
日頃の不摂生や無理がたたって
病気を呼び込んでしまう。
体の不調や痛みを取り除くためには、
医療機関や薬に頼ることになる。
しかし症状が良くなったかと思うと、
また不調や痛みはぶり返してくる。
そのことが何を意味しているのか、
あなたは知らないだろう。
医療機関や薬に頼る前に、
「何かやるべきことがあるのではないか?」
ということを自問自答させるために、
病気というかたちで知らせているのだ。
つまりは、あなたのこれまでの
意識や思考の方向性(質)を
真剣に点検しなさい、
ということを教えているのである。
それゆえに、
病気のシグナルに気づかず、
薬に依存する生活を続けているかぎり、
回復はなかなか難しいだろう。
外部の力に頼るのではなく、
あなたの中にある
自然治癒力(自己回復力)の
偉大な働きに気づくことが
病気回復のヒントなのである。
自然治癒力は、あなたが
日頃どのような意識を持って
生きてきたかに大いに影響される。
「人間の思考に物理的な力がある」
という言葉は真実なのである。
あなたの日頃の意識や思考の集積が、
現在の体も、未来の体も、
つくるということを
忘れないでいただきたい。