意識力からの遺言１
「目に見えない意識が肉体を動かす源！」
肉体が先ではなく、
意識が先なのである。
ここをしっかりと抑えておかないと、
肉体に伴う欲望主義に
翻弄されてしまうことになる。
肉体が先ではないことは
死体を例に上げれば理解できる。
意識のない肉体は物質として
そこに置かれているだけであり
行動することはできない。
意識があるからこそ
行動に移すことができる。
いついかなる時でも
生きていく上においては、
意識が最優先なのだ。
現在のあなたの肉体は
どのような状態なのだろうか？
理想の形を保っているのだろうか？
どのような状態であれ、
あなたが過去意識してきたことや
考えてきたことの集積で
現在の肉体はつくられている。
もし現在の肉体の状態が
疎ましく思うのであれば、
それを変えるチャンスは
過去に何度もあったはずである。
そのチャンスを見逃し
怠惰の海を漂流してきたのは
他ならぬあなたの意識が
選択した結果なのである。
鶏が先か、卵が先か、の論争ではない。
意識が先なのである。
歓びも肉体が先に感じているのではない、
意識が先に歓びを感じているのである。
あなたがこれ以後、
幸福な人生を歩みたいと
思うのであるならば、
「意識」が先、という考え方を
大事にすることだ。
今まで意識を「意識」することなく、
その都度、自分にとって
都合のよい人生を選んできた結果が
現在の境遇を現出させたのである。
人を恨む必要はない。
あなたの間違った意識の選択を
たった今から変えれば
よいだけのことである。
人生をよりよく生きるためには、
行動を起こす前に、充分に、
意識（精神・心・思考）の中身を、
精査することから始まるのだ。