私たちの人格を形づくる性質の中に、、
嫌いな性質やダメな性質
というものはありません。
そのことを知らずして、
エゴの見方により、
好き、嫌いを決定して、
好きな性質だけを愛するという方向が
とても危険なことなのです。
あなたがいくら嫌いだと思って
見ない振りをしても
その性質がなくなるわけではありません。
あなたが嫌いだと思っている性質は、
心の奥底に拒否されたまま、
月日と共に蓄積されていきます。
そして、やがて飽和状態になると、
その出口を探して、
肉体に降りてきます。
つまり、病気の症状として
肉体に現われることにより、
嫌いな性質や見たくない領域など無い、
ということに気づかせるのです。
肉体に現れない場合は、
人間関係や仕事の失敗や挫折となって
現われてきます。
つまり、あなたの成長のためには、
すべての性質が必要である
ということを理解させるために、
病気も、失敗も、挫折も、
現われています。
そのことに気づかずに、
対症療法などで抑え込もうとするから、
病気が慢性化して、長引くのです。