■解説
“渋谷川”は2012年にリリースされた城之内早苗さんとのデュエット曲。大人の男女を粋に表現した喜多条忠先生の詞に弦哲也先生が心地よいワルツをのせたこの曲は多くのカラオケファンに歌われました。
実際の渋谷川は渋谷駅の南側から天現寺までの都会のど真ん中をひっそり流れる全長2.4kmの二級河川。そしてこの曲の舞台となっているのは明治通りの渋谷駅から並木橋間の一本裏側の通り、渋谷周辺ではちょっと落ち着いた雰囲気のしっぽりスポット。当時の担当ディレクターである太田輝氏がまさにこのあたりのお店で飲んだ帰り道に発想し喜多条先生に提案したのが曲作りのきっかけだそう。そんな楽曲制作エピソードも当時ジョージに話したはずなのですが…
ジョージを擁護するつもりはありませんが、再開発によって激変する渋谷地区の様子は、ついていくどころかちょっと昔のことすら憶えているのも難しいほどで、渋谷川の存在を忘れてしまうのも無理もないのかもしれません。
そんな中、この曲の舞台になった辺りもお洒落な遊歩道が整備され、以前の“裏通り”の雰囲気は一新されています。
渋谷川の存在を思い出したこの機会に、ぜひジョージにはお散歩がてらこの辺りを散策してもらいたいものです。
余談になりますが…
この記事を投稿する中で、欅坂46さん(ゆいちゃんず) が歌唱する同名の楽曲“渋谷川”の存在を知りました。
秋元康さんの詞に中村泰輔さんによるフォーク調の優しいメロディが印象的なノスタルジック感が漂う作品。“あまり気づかれることのなく都会をひっそり流れる渋谷川”がテーマになっています。これは名曲!
皆さまも機会があればぜひ聴き比べてみてください!!
■ジョージのコトバ