小学校6年生の2学期のある日の給食の時間。
私の机の前に椅子を持ってきて言った。
いつまでごまかすんや
へ!?
いつまで逃げるんや
は!?
なんの事かさっぱりわからない・・・。
先生がわからんとでも思ってるんか
いい加減な事ばっかりしとったらあかんで。
別にいい加減な事をやっているつもりもなかったし、椅子を持ってきて
怒られる理由やきっかけもまったく覚えていない。
言うなれば私にとって突然、その時間はやってきた。
その後、延々と給食時間中、
今の君は逃げている
このままごまかし続けることは絶対にできない
明日から変われ
いや、今から変われ
と言われ続けた。
高校までの12年間で、いちばん楽しかったかもしれない小学校時代
で、唯一残っていた”しこり”のような思い出。
卒業までにどこかで伝えなければ・・・、と考えて取ってくれた行動が
あの時間、瞬間だったのだろう。
あの通知表を見た瞬間、そのしこりが30年ぶりに取れた。
その後、やはり何もわからない私は20年経ってからその事に気づき
ましたが、間違いなくあの時の事は自分の中で無意識に生きていたと
思います。
最も重要な事は・・・
それに気づけばいつでも変われます