①柳屋レストランの裏
レールに何やら多くの文字が刻まれていますが、解読は困難です。頭の部分が電車の重みで歪んでいて歴史を感じることが出来ます。
②成田駅前再開発
この場所も近い将来再開発で消えてしまうかもしれません。せめてレールを何らかの形で残してほしいと切に願います。
③駐車場より東側をのぞむ
現在はバスとタクシーのターミナルとなっていますが、当時はここに駅があったと考えられます。ここから千葉交通のバスが成宗電車の線路跡をたどるように宗吾霊堂へと向かいます。
④駐車場より南側をのぞむ
本社前駅は、成田駅前へと向かう支線が出来る前は成田駅前駅と称していました。現在再開発されている場所に初代成田駅があり、その正面にあたるこの場所に駅があったのではないかと考えます。
この場所にどのように線路がひかれていたのか今となってはわかりません。歴史的に運用的に考えると、支線が出来た時に成田駅前駅から二手に分かれるように敷設されなおしたのではないかと考えられます。
⑤京成電車前駅
現在はバスターミナルとなっているこの場所に駅があったと思われます。
様々な資料を漁ると成宗電車に関する古い写真が出てきますが、駅名が異なったり場所を断定できる資料が少ないので断定することができません。ここに描かれているものは個人的な見解ですのであしからず。
⑥花咲町
成宗電車は京成成田駅前を横切り、坂道を下っていきます。
⑦千葉交通ビル
成宗電気軌道の末裔である千葉交通の本社ビル。その前を通り築堤へと向かいます。
⑧電車道
線路跡は現在『電車道』という愛称がつき第二の人生を歩んでいます。道路の横には桜並木が連なり、春には素晴らしい景色を見せてくれます。
⑨土砂崩れ
先の大雨で崩れてしまっています。百年以上も前に築かれて今でも利用できる丈夫な築堤でしたが、それを崩してしまう自然は恐ろしいものです。
⑩第二トンネル
成宗電車は参道に併用軌道で建設する予定でしたが、商店街の猛反対のため参道を迂回する形で成田山を目指しました。そのため築堤やトンネルなど大変な思いをして線路を敷設しました。
つづく