:セミ

学名:Cryptotympana facialis

和名:クマゼミ

メモ:南方に多い大型のセミで、黒く光沢のある身体をもつ。

オスの腹弁はオレンジ色でよく発達し、その腹弁でとても大きな鳴き声をたてる。

午前中にはよく鳴くが、午後は静かになる。

近年は温暖化などに伴って生息域が拡大していると言われている。

個人的には、他にいたアブラゼミなどと比べて、より木の高いところにいることが多いように感じました。

単純に個体数が少なく、下にくる個体があまりいないだけなのかもしれません。


発見日:2023/07/28

体長:60.5mm(翅先まで)

発見場所:サクラの木

千葉県北西部で採取したオスの個体。

初めて生きた実物を見られて嬉しい反面、ふつうに鳴き声が聞こえてしまうのは考えものです。



抜け殻の様子。

アブラゼミやミンミンゼミと比べて明らかに大きく、全体的にやや黒っぽい。(2023/07/25撮影)


クマゼミの鳴き声。(2023/07/28録音)