花火大会に行くつもりで、8月15日は夫と休みを合わせていました。
あれから初めての2人休みの日。
指輪を買いに行こうという話になり、朝から買い物に出掛けました。

でも私は心に引っかかっていました。
結婚指輪を投げ捨てたこと、
「離婚します」というLINEの言葉…。

駐車場で
『確認なんだけど……
いいの?
本当に指輪を買っていいの?
好きな人でもいたりするんじゃない?
慎さんは本当に指輪が欲しいと思ってる?』

夫は今にも泣きそうな顔で
「そんなこと思っていたんだ…
ごめん…本当ごめん。
俺はリコちゃんとの結婚指輪が欲しいよ」
車のハンドルに頭を埋めながら、夫は左手で私の手を握りしめました。

「ごめんごめん!確認しただけだから!」



素敵な指輪はすぐに見つかりました。
指輪の裏に刻印をしたいので、指輪は8月31日の結婚記念日には間に合わないようでした。多分、9月上旬の出来上がりになると。

まぁいいか。


夕方からは花火大会です。
家族で久しぶりに出掛けました。
夫は子どもたちに色々と買ってあげたかった模様。
息子達3人は、おもちゃくじでハンドスピナーを引いて楽しそうにしていました。
綺麗な花火…。
夫婦2人で手を繋ぎ、今一緒にいられることに幸せを感じながら花火を観ていたのでした。