こんにちは!山崎光春です。

短文共有SNS「X」(旧Twitter)では、近年「インプレゾンビ」と呼ばれる問題が深刻化している。これは、ボットやスパムアカウントが無意味な投稿を繰り返し、人気の投稿に対して大量の返信を行うことで「インプレッション」を稼ぐ行為を指す。これにより、ユーザーは本来のコンテンツが埋もれてしまい、「地獄のよう」と嘆く声が多く聞かれる。

この状況を打破するために、itokoba67氏が開発した「x-zonbie-killer」という拡張機能が注目を集めている。5月から配布が始まり、最近では関連ポストが10万いいねを集めるなど、その効果が実証されている。このツールはChromeウェブストアで無料で提供されており、Google ChromeやEdgeなどのブラウザで簡単にインストールできる。

「x-zonbie-killer」は、特定の投稿を非表示にする機能を持ち、アラビア文字やサンスクリット文字、絵文字のみの投稿、日本語のスパム表現などを対象にしている。特に日本語のスパム表現には、「プロフみてね」や「paypay送ります」といったフレーズが含まれ、実際に使用してみると、これらの投稿が完璧に非表示になることが確認できた。さらに、非表示にした投稿の数もカウントされ、ユーザーはどれだけの「インプレゾンビ」を排除したかを視覚的に把握できる。

このツールは、非表示の強度を選べる3つのモードを提供し、位置情報を使用した投稿の除外やコピペ投稿の非表示など、追加機能も充実している。これにより、ユーザーはより快適なSNS体験を享受できるようになる。

「インプレゾンビ」問題は、SNSの健全性を脅かす要因となっており、今後もこのような対策が求められる。ユーザー自身が積極的に対策を講じることで、SNSの環境を改善していくことが期待される。

Citations:
[1] https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00993/00001/
[2] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240518/k10014453351000.html
[3] https://twitter.com/strayflotsam/status/1814223572933439942
[4] https://note.com/fowlpudding65/n/n1695b43ffabc
[5] https://otona-life.com/sns/231225/