こんにちは!山崎光春です。

アップルは、これまでiPhoneの標準モデルとProモデルを使い分けることで、標準モデルの価値を下げずにProモデルの高価格を正当化してきた。しかし、今年の秋に発売されるiPhone 16シリーズでは、両モデルにAI機能が搭載されることで、その差が縮まる可能性がある。

グーグルのPixel 8シリーズがAI搭載の「AIファースト」な端末として注目を集める中、アップルはiPhone 15でAIを目立たせずに発表した。しかし、今年のiPhone 16では、ローカルとクラウドの両方で生成AIシステムを搭載する計画だと報じられている。

生成AIを端末内で駆動させるには、高性能なチップが必要不可欠だ。アンドロイド端末の最新チップセットはAI専用ハードウェアを搭載しており、処理の効率を高めている。一方、iPhoneの標準モデルとProモデルには異なるチップが搭載されており、アップルはプライバシーを重視するため、可能な限り多くの処理をオンデバイスで行うと考えられる。

そのため、iPhone 16には新型チップが搭載され、生成AIの処理に必要な性能を提供すると見られている。これにより、標準モデルとProモデルの性能差が縮まる可能性がある。アップルがAI機能を全モデルで同等に提供するのであれば、iPhone 16の性能は大幅に向上することになるだろう。

つまり、iPhone 16シリーズの登場により、アップルはAIを活用してiPhoneの標準モデルとProモデルの差を縮小し、より魅力的な製品ラインナップを提供できるかもしれない。これは、スマートフォン市場におけるAIの重要性が高まる中で、アップルが競争力を維持する上で重要な戦略となるだろう。

 

アップル、iPhone 16から全面的に「生成AI」導入で戦略転換(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/47fa484acd277534d93b57175764c405bb981e23