こんにちは!山崎光春です。

2023年の中国スマートフォン市場は、過去10年間で最低の出荷台数を記録したが、年後半には市況底打ちの兆しが見られた。IDCの調査によれば、2023年通期のスマホ出荷台数は前年比5.0%減少し、約2億7100万台となった。一方、カナリスのデータでは、同年10~12月期の出荷台数は前年同期比1%のマイナスとなったが、四半期ベースの減少率は改善している。カウンターポイントによると、実売ベースの調査データでは、2023年通期のスマホ販売台数は前年比1.4%減少したものの、同年10~12月期は前年同期比6.6%増となっている[1][2][3]。

市場はスマートフォンの普及率の飽和と新製品の不足による買い替えサイクルの長期化などによって低迷していたが、2023年後半から市況底打ちの兆しが見られた。IDCによれば、コロナ禍の収束後の経済正常化とともに需要が徐々に増加したが、市場回復の度合いは期待値に届いていないとしている[1]。

Citations:
[1] https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prAP51817224
[2] https://www.canalys.com/newsroom/china-smartphone-market-Q3-2023
[3] https://www.counterpointresearch.com/insights/china-smartphone-share/
[4] https://www.counterpointresearch.com/insights/china-smartphone-sales-q3-2023/
[5] https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prAP51340023