こんにちは、山崎光春です。

総務省の電波監理審議会は、屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」を、新たに楽天モバイルに割り当てることを決定した。これにより、楽天モバイルは「つながりにくい」との指摘があった携帯電波の通信品質を改善し、ドコモなど競合の大手3社に対抗することができるようになる。大手への新規配分は、2012年のソフトバンクモバイル以来約11年ぶりとなる。

プラチナバンドは現在、ドコモとKDDI、ソフトバンクの大手3社グループが使っている。20年に参入した後発の楽天は、プラチナバンドを持っていなかったため、携帯電波が「つながりにくい」との指摘が顧客獲得の障壁となっていた。自前のプラチナバンドの利用で、つながりにくいというイメージを払拭することができれば、各社の顧客争奪戦は激化しそうだ。利用者にとっても携帯事業者の選択肢が増える。

楽天は早ければ年内にもプラチナバンドの提供を開始し、通信品質の改善を目指す。楽天の契約数は8月下旬に500万件の大台に乗せたが、事業黒字化の下限とする800万件は遠い。プラチナバンドの利用が顧客獲得の起爆剤となるかどうかが焦点となる。

一方、総務省の電波監理審議会は、プラチナバンドの新規配分について、楽天モバイルのほか、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの各社にも割り当てることを決定した。ただし、各社に割り当てる周波数帯は異なるため、楽天モバイルが使う周波数帯が、ドコモやKDDI、ソフトバンクが使う周波数帯と重なることはない。

また、プラチナバンドの大手への新規配分は、2012年のソフトバンクモバイル以来約11年ぶりとなる。これにより、楽天モバイルは、携帯電波の通信品質を改善し、ドコモなど競合の大手3社に対抗することができるようになる。

Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f5621ba0b023fd3c6e9cf5efc31e3ecc19a62f
[2] https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/npb/sponichi-spngoo-20231024-0125.html
[3] https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20231024_0115/
[4] https://news.yahoo.co.jp/articles/26d48a7f7d59700991ef458185a1430b51e48dae
[5] https://automaton-media.com/articles/newsjp/20231021-269002/
[6] https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/npb/sponichi-spngoo-20231024-0150.html