続きでこれで終わりです。

 

2024年2月19日(月)

函館で一泊し、早朝から大浴場でひと風呂浴び、ホテルのバイキングへ。

この旅では駅弁やコンビニのお弁当など、あまりまともな食事をしていなかったので、朝からガッツリと頂きました。

函館のホテルはどこも朝食に力を入れているところが多くていいですね。

 

ホテルをチエックアウトし、腹ごなしに駅まで歩きます。

駅に到着し、これから乗る列車の次に乗る列車の指定席を取り、ホームへ。

 

道南いさりび鉄道の国鉄急行色と山吹色のキハ40がいました。

 

さて、ここから乗るのは自分が函館に来た時にはいつも利用している函館8:18発の長万部行普通列車です。

発車案内の電光表示には受験シーズンだったからか、だるまと桜が表示されていました。

 

821D 長万部行 (函館駅) 2024/2/19

長万部~函館間も徐々にキハ150に置き換えられるという話も聞きますので、乗れるうちに乗っておかねば。

 

列車は定刻に函館駅を発車し、途中の新函館北斗駅で少し停車時間があり、その後大沼駅まで勾配のある区間をエンジン音を響かせながらゆっくり走り、大沼駅には9:05着です。大沼駅で上りの特急北斗2号の通過待ちでしばらく停止します。この日は特急北斗2号が15分ほど遅れているとのことで、いつもより長めの停止時間となりました。

 

大沼駅にて

北斗2号が15分ほど遅れているということで、本来であれば北斗2号の通過後に発車する函館行の2840Dが先に発車して行きました。

 

時間があったので、キハ40のエンジン音をちょっとだけ動画で撮ってみました。

 

 

さて、遅れていた北斗2号が通過し、再び走り出します。

 

この日は車窓から駒ケ岳が綺麗に見えました。

 

砂原支線と合流すると間もなく森駅に到着です。

本来はここで20分くらい停車時間があり、北斗5号と北斗4号の後に発車するのですが、

北斗2号の遅れの影響なのか、この日は下りの特急北斗5号も遅れていたので、上りの特急北斗4号も森駅で停車していました。

 

5D 特急北斗5号 (森駅) 2024/2/19

北斗5号の発車後、北斗4号も発車し、その後に乗車している列車も定刻の10:02に発車となりました。

 

この後、列車は内浦湾沿いを進み、一路長万部へ。

 

今回のダイヤ改正で廃止になった中ノ沢駅を過ぎると、間もなく終着の長万部。長万部には定刻の11:12着です。

 

長万部に到着した821D

 

回送発車を動画で

 

 

このキハ40に乗車したことで、今回の旅の目的は達成し、後は帰るだけです。

 

車を置いた最寄り駅は山線の駅なので、ここから13:29発の倶知安行きに乗って行っても良かったのですが、北海道フリーパスを使っているので、特急を利用し、札幌周りで帰ることにしました。(※この決断が後に響いてくるとはこの時点では予想だにしていませんでした。)

 

7D 特急北斗7号 (長万部駅) 2024/2/19

朝に大沼駅で通過待ちをして遅れていた北斗2号の折り返しの北斗7号は定時に運行されており、長万部を11:33に発車です。

長万部発車時点ではかなり空席がありましたが、洞爺と登別で多くの外国人の方が乗り込んできてほぼ満席となり、乗降に時間がかかったため、終着の札幌には定刻の13:52より数分遅れての到着となりました。

 

札幌駅で一旦改札を抜け、みどりの窓口で小樽行きのエアポートの指定券をとって、再びホームへ

 

3883M 快速エアポート141号 (札幌駅) 20024/2/19

札幌14:48発のこの列車で小樽へ。

エアポートの指定席は満席で自分以外はほぼ外国人でした。

 

終着の小樽には15:22着です。

 

小樽から倶知安方面へ乗り継ぐのですが、山線の倶知安行きは報道等でかなり混雑していると聞いていたので、小樽15:51発の然別行きなら少しは余裕があるだろうと思ってこの列車に乗ろうとしたのですが、なぜか小樽駅のホームの案内表示に然別行の時刻が表示されていない。念のため向かいのホームの方にも行った見たのですがやはり表示されていないので、一旦改札を出てみると、急激な気温上昇で塩谷~小樽間での雪崩の危険性が予想されるため然別行きは運休とのこと。次の16:52発の倶知安行きは運行される予定とのことだったので、再びホームに出てベンチで待ち、その後少し早めに乗車位置に並んでいましたが、駅の放送で乗車予定の倶知安15:17発で小樽16:27着で折り返し16:52発の倶知安行きとなる列車が気温上昇で雪崩の危険性があるということで小沢~銀山間で徐行運転をしており、かなり遅れており、更に塩谷~小樽間でも雪崩の危険性があるということで徐行運転を行うとのことでさらに遅れることが予想され、小樽駅への到着が相当遅れる見込みとの案内がありました。

最寄り駅まではバスでも行けるので、最悪運休になってもなんとかなるので、このまま待つことにしました。

待っている間に後ろにはどんどん乗車予定の人が増えてきて、本当に全員乗れるのだろうか心配になるほどでした。日中は雪崩の危険性が生じるような暖かい日でしたが、日が落ちて少し風もあったので待っているとかなり寒く感じました。

 

度々、放送で~駅を出ましたなど案内があり、気長に待っていると約1時間ほど遅れて、17:30頃に倶知安からの列車が入線してきました。

 

1945D 小樽行 折り返し 1952D 倶知安行

自分は先頭から2番目に並んでいたので何とか座れましたが、車内は身動きが取れないほどの状態で、17:40頃小樽駅を発車しました。

次の塩谷駅までは徐行運転でかなりゆっくり進んでいた影響もあり、最寄り駅に着いたのは18:25頃で、本来なら然別行きで16:20頃に到着の予定だったのが、結局2時間近く遅れての到着となりました。

長万部から山線の13:29発に乗っていれば、倶知安15:02着、15:17発に乗り換えだったので、小沢~銀山間での遅れがあっても早く到着することができたと思われます。

 

そんなわけで旅の最後に大幅な列車の遅れということはありましたが、無事に旅を終えることができました。

 

老朽化が進み、冷房がなかったり、エンジンの性能がなどが劣っていたりするなどの点もありますが、夏は窓を開けて風を感じられたり、長く座っていても座り心地の良いシート、客室と分けるデッキなどキハ40とキハ54には新型車両にはない魅力もたくさんあると思います。そういう魅力をたくさん味わえる旅でした。

3月16日のダイヤ改正で本当に北海道内のキハ40やキハ54の活躍の場が減ってしまったことを実感しています。

 

ご覧頂きありがとうございました。