こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。
前回は・・・10月15日(土)に公開しました。
今回は、品質で3つのグレードを
用意するのが難しいケースでも、
簡単に3択が作れるアイデアを紹介します。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
●商品のバリエーションは何種類にするか?
◆選択肢「2」や「4」はダメなのか?
もちろんケースバイケースでしょうが、
「2択」や「4択以上」はオススメできません。
(2)「4」以上は選べなくなる可能性あり
人間は選択肢が多すぎると、逆に選びきれず、
その場を立ち去ってしまう可能性が高くなります。
例えば、使っていた炊飯器が壊れてしまい、
家電量販店へ新しい炊飯器を買いに行く
シーンを想像してみてください。
3択であれば、「よし、この中から決めるか!」と
なりますが、10択もあったら、
「一回家に帰ってちゃんと調べよっかな…」
と保留にしたくなります。
ただし飲食店のように、
元々メニューがたくさんある場合、その限りではありません。
◆品質で3段階を作れない場合はどうするか?
あなたがお寿司屋さんなら、
ネタを玉子からウニに変えれば、
簡単に3段階を作れます。
ご飯の量を増やすだけでも
3択が作れてしまいます。
しかし何でもかんでも食べ物のように
3段階を作れるとは限りません。
松竹梅の威力は分かっていても、
実運用に当てはめられずに
困っている人は多いはず。
そんな3段階を作るのが難しいケースでも対応できる3つのアイデアを紹介します。
(1)パターン➀:数量で分ける
大盛りの概念がない単一の商品だからといって、
量を増やせないわけではありません。
もしあなたが1機種しかないテレビやエアコンを
扱っていたとしても、数量を増やすことはできます。
とすれば良いだけです。
ちゃんとお客さんにメリットが出るように、
数量が多いセットほど1個当たりの単価を下げます。
スーパーのお惣菜で、2つセットなら割引に、
3つセットならさらに割引になるケースが
ありますね。発想はこれと同じです。
テレビやエアコンでも、
複数台欲しいという需要はあります。
ホールケーキが安くもう1個買えるなら、
喜んで買いたい人も出てくるでしょう。
(2)パターン②:契約期間で分ける
一度売って終わりではない、
使用期間の幅がある商品であれば、
契約期間の長さでバリエーションを作れます。
といった具合です。
もちろん契約期間が長いほど、
単位期間あたりの料金は安くします。
なお一度売って終わりの商品でも、
保証期間で3段階を作ることも可能です。
柔軟な発想で考えましょう。
(3)パターン③:納期で分ける
数量でも契約期間でも段階を刻めないシーンがあります。
フリーランスや士業のような、
業務内容が定型化している
職種が当てはまります。
そういうときは、納期で段階をつけられます。
クライアントワークをしている人は、
長めの納期をお客さんに伝えるのが一般的です。
実際にはもっと早く納品できるケースは多いはず。
プレミアム料金を貰えるなら、
短納期もやぶさかではありません。
暗号資産のイーサリアム(ETH)のガス代も、
処理時間の速さで手数料に段階をつけています。
◆選択肢の数にまつわる類似の法則
(1)類似の法則➀:おとり効果
「おとり効果」とは、2つの選択肢で
どちらを選ぶか迷っている消費者に、
第3の選択肢(おとり)を提示することで、
元の2択のどちらかに誘導できる現象です。
「アジ丼:650円」と「マグロ丼:980円」で
悩んでいるお客さんに、「うに丼:1,650円」を見せると、
決心がついてマグロ丼を選びやすくなります。
うに丼は「おとり」の選択肢です。
ほとんどの人に選ばれないことをわかっていながら、
真ん中の選択肢を選ばせるために、
あえて用意します。
おとり効果には最適と言われる価格設定があり、
「松5:竹3:梅2」が良いとされています。
例えば「松1万円:竹6千円:梅4千円」
といった具合です。
(2)類似の法則②:ジャムの法則
「ジャムの法則」の実験では、
24種類の試食を用意したときよりも、
6種類用意したときの方が、
たくさんジャムが売れました。
「選択肢は絞った方が良い」
の根拠としてよく引用されます。
本記事でも「4つ以上の選択肢は避けた方が良い」
と触れましたが、その根拠はジャムの法則にあります。
選択肢が多すぎると、
吟味しきれずに選びきれなくなってしまいます。
(3)類似の法則③:マジカルナンバー
「マジカルナンバー」は、
パッと選択肢を見たときに、
いくつまでなら記憶できるかを示しています。
パッと記憶できる数は「7±2」が上限。
つまり5〜9個ということになります。
ここでいう記憶は、
30秒ほどの短い間だけ頭に残る
「短期記憶」を指しています。
5〜9個を超える情報は認知できないので、
把握もできないし、選択肢として
吟味することもできません。
ちなみに現代人のマジカルナンバーは、
「4±1」に減っているという説が濃厚です。
下限は3なので、「やっぱり3択だね」
という結論になります。
弊社は、システム開発事業を行っています。
食品メーカーの受注管理システム、
建設会社の原価管理システム、
などの業務管理システム開発がメインです。
開発ソフトはFileMakerを採用することで、
高品質・迅速納期・良心的価格を
実現できました。
https://www.ut-s.net/filemaker
弊社では、基幹システムなどのように
メインシステムを提案する時、
見積書は3パターン用意しています。
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。