こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

◆工事の実績をAIで見える化

建設工事現場で重機が土を掘削(掘って土を処理する)。

その様子をカメラ(一部ドローン)が捉える。これはただの「撮影」ではない。

 

建設会社側のパソコンやタブレットでは、重機の稼働時間、掘削した土の量、日ごと/週ごとの変化、目標との乖離等、工事の判断に必要な情報が、見やすく表示される。

 

これは宮城県石巻市に本社を置く丸本組(まるほんぐみ)

 丸本組HPより

 

同県のIT企業「トライポッドワークス」

 トライポッドHPより

「共創」にて開発した、AIを活用した工事進捗の見える化ソリューションである。 

 

「工事の進捗確認は現場を見て手書きで行うのが一般的でしたが、建設業ではカメラ等を使って遠隔で把握できる仕組みが求められるようになりました。

 

取引のあったトライポッドワークス社が基盤となる映像解析サービスを持っていると聞き、掘削工事でどう使えるか挑戦することにしました」

 

丸本組の山岸邦亘氏は背景をこう説明する。

 

◆重機の動きをAIが把握、堀削量はドローンが撮影

映像を元に重機の動きをトラッキングして、AIが稼働/非稼働を判断したり、ドローンが撮影した画像から、掘削した土の量をはじき出し、データを整理して表示する。

 

IoT/AI技術でデータ取得は容易になりつつあるが、「活かし方」は様々だ。

トライポッドワークスは現場に足を運び、どんなデータがわかると業務改善に役立つか、どのような分析画面であれば使いやすいかを理解し、構築に至った。

 

 トライポッドHPより

 

気になったことがあれば映像に戻って確認できるので、感覚的にもわかりやすく、ノウハウを蓄積できる。

センサー付きの重機に変えるなど現場に影響を与えることがないので、スタートしやすいのも特徴だ。

 

山岸氏は、「工事を行う側からすれば、監視されている感じもあるかもしれません。

しかし、状況が見えれば動き方を変えたり、計画を練り直したり、生産性を上げることができます。使いながらさらに考えていきたい」と、今後の活用に意欲を見せた。

 

 

※佐藤社長のごあいさつを少し紹介します。

株式会社丸本組は、1946年の創業以来、おかげさまで75周年を迎えることができました。

しかし、平成23年3月11日、世界的に例の少ない東日本大震災が発生、巨大地震、巨大津波が一瞬にして先人が築いためざましい発展を奪い去りました。

 

※つまり石巻市八幡町にあった本社は全壊してしまったとのことです。

 

この地域が経験した未曾有の困難にひるむことなく、先人の知識と知恵を生かしながら、「空から見えるいい仕事」という企業理念のもと元気な故郷の復旧復興整備を通じて地域に貢献してまいります。

 

※会社が壊滅的な状態でありながら、復旧・復興を遂げてこられたことには敬意を表したいと思います。

並大抵の精神力では立ち直れません。

 

◆今回のテーマである「共創」

自社だけでは、思うように前に進めない中、前へ進むためのノウハウを持った企業と共に創造していくこと。

これからの時代にはこの「共創」という考え方が無くてはならないのですね。

 

今回の事例では、「空から見えるいい仕事」という企業理念とマッチして、IT企業と「共創」を実現できたことは、これも1つのDXの実践例であるのです。

これからの丸本組がどう発展していくのか楽しみです。

 

 

弊社は、システム開発事業を行っています。

食品メーカーの受注管理システム、

建設会社の原価管理システム、

などの業務管理システム開発が得意です。

 

開発ソフトはFileMakerを採用することで、

高品質・迅速納期・良心的価格を実現できました。

https://www.ut-s.net/filemaker

 

 

今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。