こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。
今日も昨日に引き続き、
「知らないと後で困るIT用語と経営言葉・・・②」と題して、IT用語、経営言葉についてお話しします。
IT用語で今、一番に旬な用語と言えば、
(1)DXですね。 ・・・デジタル・トランスフォーメーション。
「デジタルの力を借りて、
10年後でも快適な経営環境でいられるための
「企業変革」をすること」
とご理解いただいてもいいと思います。
そしてあまりにも世界の変化が激しくなっています。
今迄のやり方では、10年後に快適な経営環境を維持できないほどに。
ではどうやって?
・・・デジタルの力を使います。
だけどDXを実現するってどうなっていること?
DXを推進するには、今何をすればいいの?
どうやって道筋をつければいいの?
・・・いろいろと疑問がでてきますね。
一足飛びにDXを実現するってなかなかイメージが湧きません。
そこで…
◆3つの段階をステップアップしていきます。
→ デジタイゼーション
→ デジタライゼーション
→ デジタル・トランスフォーメーション
と3つの段階を考えてください
①デジタイゼーション
・・・アナログ情報をデジタル化する局所的な「デジタイゼーション」を行う
・手作業をITに置き換えて便利にすること
・ネットを使った利便性
まず、これらを実現していきましょう。
②デジタライゼーション :
進化したITツールの活用
・・・②プロセス全体もデジタル化する
全域的な「デジタライゼーション」で
新たな価値を創造
・業務完同士のデータを連携する
・効率向上
・売上が増加
③デジタル・トランスフォーメーション
: 顧客が喜ぶ体験価値を創造
・今までにない付加価値を生み出し、
人はよりクリエイティブになっていく
・その結果として社会的な影響を生み出す
のが「デジタルトランスフォーメーション」
自社の業務が今どうなっているか?
会計との連携はどうなっているか?
・・・伝票を手書きしている状態が残っていれば、1)デジタイゼーションのレベルから分析していきましょう。
DX推進の本部長は・・・社長です。
なにせ「企業変革」ですから。
DXが実現した自社、社会ってどんな世界でしょうか?
すぐに答えはでなくても、そんなことも日々考え、社内で討論を繰り返していきましょう。
DXを推進するうえで、
必要なITツールがあります。
これはさきほどの②レベルでのことになります。
(2)Cloud=クラウド ・・・雲ですね。
クラウドとは、一言でいうと
「ユーザーがインフラ※やソフトウェアを
持たなくても、インターネットを通じて、
サービスを必要な時に必要な分だけ
利用する考え方」のことです。
クラウドは、クラウド・コンピューティング
と呼ばれることもあります。
※ インフラ・・・サーバーやストレージ、ネットワークを指します。
今までは、ハードウェアを購入したり、
ソフトウェアをパソコンにインストールしたり、
ソフトウェアのライセンスを
購入しなければ、サービスが使えない
ことが一般的でした。
しかし、クラウドの出現によりハードウェア
を購入したり、ソフトウェアをインストール
しなくても利用できるサービスがたくさん
生まれました。
後者の「ハードウェアを購入したり、
ソフトウェアをインストールしなくても
利用できるサービス」が、
クラウドサービスと呼ばれているものです。
なぜクラウドと呼ばれているのかは
諸説ありますが、インターネット(雲)
の向こう側のサービスを利用している
ことから、クラウド(cloud=雲)と
呼ばれるようになったともいわれています。
◆クラウドを利用するメリット
クラウドサービスとして提供されている
代表的なメールサービスは、
GoogleのGmailやMSNのHotmailなどが
あげられます。
いずれもパソコンにソフトウェアを
インストールしていなくても、
クラウドサービスのアカウントさえ
持っていれば、Google Chromeや
Internet Explorer(IE)などのブラウザを
通してメールを利用することができます。
クラウドの考え方である
「ユーザーがソフトウェアを持たなくても、
インターネットを通じて、サービスを必要
な時に必要な分だけ使える」
に照らし合わせて考えるとGmailやHotmailがクラウドサービスであるということは納得がいくはずです。
<アルタス社サイトより引用 https://altus.gmocloud.com/suggest/cloud/ >
私がよく使っているクラウドは、
GoogleDrive、OneDrive、iCloudなどです。
そのほか、GoogleCalendar、GoogleChrome(ブラウザ)もCloudサービスのひとつですね。
またOffice365のでは、常に最新のExcelやパワーポイント、word、さらにOutlookが使えています。
(3)AI (人工知能)・・・
(Artificial Intelligence アーティフィシャル インテリジェンス)
とても簡単に言えば、
コンピューターの性能が大きく向上した
ことにより、機械であるコンピューターが
「学ぶ」ことができるようになりました。
それが現在のAIの中心技術、機械学習です。
機械学習をはじめとしたAI技術により、
翻訳や自動運転、医療画像診断や囲碁
といった人間の知的活動に、AIが大きな
役割を果たしつつあります。
CONNECT WITH WIRED社のサイトに
興味深い記事がありました。
計算の概念とコンピュータを用いて知能を研究する計算機科学(コンピュータサイエンス)の一分野。
言語の理解や推論、問題解決など、
これまで人間にしか不可能だった
知的行為を機械に代行させるための
アルゴリズムを指す。
20世紀の宇宙開発競争に続いて、
世界各国が積極的にAI開発を進めており、
人工知能という概念は軍事利用を含めて
多種多様な産業に応用されている。
<CONNECT WITH WIRED社 https://wired.jp/tag/ai/より参照>
◆日常生活での利用効果
◆AIを導入するメリット
①労働力不足の解消
・・・ビジネスの現場にAIを導入する
ことで、これまで人間が行っていた業務を
AIが代わりにできるようになります。
②生産性の向上
AIであれば、体調やモチベーションなど
に左右されることなく、ほぼ正確に業務
を遂行していけるため、生産性の大幅な
向上が狙えます。
③安全性の向上
自動運転などで人の代わりにAIを活用し、
危険が伴う業務や人間が立ち入ることの
できない場所での作業が可能です。
④人材の有効活用
人がこれまで行ってきた業務をAIに
置き換えることで、人がよりクリエイティブ
な作業が求められている仕事に集中すること
ができます。
⑤データ分析の精度向上
AIは大量のデータを分析し、予測する業務を
得意としているため、より高い精度で
分析業務を進めることができます。
そのため、分析したデータを企業の
経営戦略やマーケティングに反映させた
ことで、売り上げを伸ばすことに成功した
例も数多くあります。
⑥技術の伝承
AIは技術者のデータを蓄積し、ノウハウを
体系化できます。技術者が少なく、希少価値
の高い技術においても後世に残すことが
できるようになります。
こうしたテクノロジー
・・・ ITツールを使うことが
デジタル化ということですね。
それがデジタライゼーションです。
明日は、DXにおける続編をお話しします。
デジタライゼーション を実現するITツールはまだまだあります。
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。