壁に穴

 

発達障害グレーゾーンのムスコ(ショウ’)の母のルウです。

 

ショウ‘が思春期を迎えた今も

ショウ‘を育てていくことに

ずっとずっと悩んでいます。

 

誰かに聞いてもらえたら。

少しでもこの悩みをわかってもらえたら。

 

もし、広い世界のどこかで、

たった一人でも

私の書いたブログの一文字にでも

共感してもらえればと思い

 

グレーゾーンの子供の反抗期について

書いています

朝起きたショウ‘は

狂ったように

スマホを探し始めました。

 

「スマホがない」

「オレのスマホを知らない?」

 

「お部屋のどこかにあるんじゃない?」

私は答えました。

 

私は、スマホを返すべきかどうか

悩んでいました。

 

スマホがなければ

ゲームをすることもない。

使い方で悩むこともない。

 

心配の種が一つ

減るんじゃないか。

 

ショウ‘と仲良くやっていくために

スマホを取り上げたくはない。

 

私の人生じゃないんだから。

ショウ’の人生

好きに生きればいいんじゃない。

「もし、ママが持っていても

スクリーンタイムを解除されたスマホを

ショウ‘に返すわけない」

 

「お前、オレのスマホ、見たんだな。

〇ね、〇ね、〇ね。

お前なんか

ここから飛び降りて

自殺して

 

〇んでしまえ!」

ショウ‘は

ぶつぶつと呪文のように

ただただ「死ね」をつぶやき続けながら

壁を叩き

壁を蹴りました。

 

 

 

 

 

その日

壁に6個の穴が開きました。