2021年12月16日
私たち家族は病院にいた。
再度手術を受ける決断をした。
その前に一週間ほど一時退院をして、悩みに悩み、最後は息子が
「俺、オペ受けるよ」
その一言で
もう一度、これがこの病院では最後の手術にしよう。もし前回のように取り残しを隠されたりしたら、今度こそ転院しよう。
そう思い、手術に挑みました。
再手術が決まり、間が空くのでその間、繋ぎで2、3クール目と同じ抗がん剤をしました。
この時の心境といったら、とてつもなく不安で希望よりも断然恐怖のほうが強くて、
次の一手、つまりこの手術が上手くいかなかったらと思うとたまらなく怖かったです。
生きることを選ぶのにここまで苦しまなくてはいけないのか、
生きることはこんなに難しいのか、
どうして神様はこんな目に合わせるの?
究極の選択はいつまで続くんだろう?
どうか、最後にしてください。
どうか、頭を開けたら血腫だけだった、腫瘍じゃなかったと言ってください。
どうか無事に息子を返してください。
そんな思いで、息子を手術室に送りました。
4回目も自分で歩いてスタスタと入って行きました…