2021年11月15日

4クール目終了後+放射線治療後の評価と脊髄MRI検査


頭部の腫瘍は縮小を認めた。

脊髄は播種などの憎悪所見はなし。


今後の治療方針について

腫瘍はまだ残存している。今後の治療方針について再度検討した結果、大量化学療法の前に、再度手術をすることが有用であると判断した。


画像の造影効果がある部分は、腫瘍か出血かは画像のみでは判断できない。手術によって、腫瘍の状態を状態を確認し、組織をとる(生検する)、可能な限り腫瘍を摘出することが今後の治療において有効であると考える。


この説明をうける先日、Dicer1変異を伴う頭蓋内肉腫の症例を集めた論文が発表されたそで、(タイミング良すぎないか?今まで散々分からない連発しておいて??)

生存率に関して、全摘出した際は19例中、16例が生存し、3例が死亡、部分摘出した際は、13例中、3例が生存し、10例は死亡しているとの報告があった。

腫瘍が残存している場合は、有意に死亡率が高いと考える。


とのことでした。