なぜ真冬の体操着は半袖短パン? | 誰にでも一つくらい・・・

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『体操着 なぜ真冬に半袖短パンなのか』

こんな記事を見つけた。 

真冬に半袖短パンでの体育に疑問を提起した記事だ。

私の子どもの頃もそうだった。
ただ、そこそこ雪の降る地域に育った私の記憶では、雪の降った日や、体調が良くない時には(病み上がりなど)、長袖の着用が認められていたように思う。

なので、ほとんど雪も降らない過ごしやすい地域のわが子達の学校で、体育の授業を半袖短パンでやっているのを見ても、普通だと思っている。

さらに言えば、中学・高校などは、私の時代はブルマだったから、膝くらいまでの丈の短パンの方がまだいいじゃないかと、寒がる娘には言った。

だけどだ、私にも疑問はあった。

それは娘が異常な身体感覚の持ち主だからだ。

娘が中学2年生の時、真冬の持久走で耳が痛いというので、耳あてをしてはいけないかと、担任の先生に聞いてみた。

結果はダメだった。

が、この時、気がついたことがある。

真冬の寒さで耳が痛いという感覚。
私自身もそれがあるので、娘の状態が私以上に酷いのだと分かっていて、この痛みは程度の差こそあれ、みんなにあるものだと思っていた。
例えて言うなら、飛行機に乗った時の耳の痛み。
これは本当に個人差が大きいので、この痛みと同じようなものだと思えば分かりやすいのかもしれないが、娘の担任はその痛みが理解出来ない人だった。
飛行機に乗った時の痛みの個人差の大きさはよく知っていたが、冬の寒さでの耳の痛みもまた個人差が大きいのだと、私自身、この時初めて気がついた。

そして、今冬は娘が持久走の時にマスクをしたいと言う。マスクをしながら走るなんて、辛いだけだろうと思ったのだが、よく話を聞くと、娘は寒さで鼻水が落ちるのだと言う。鼻水を落としながら走るのが嫌なのだと。マスクをすれば、少なくとも周りの人に鼻水を落としているのを見られることはないのだから、マスクをしたいと。

重度の鼻炎アレルギーを持っている娘。
普通なら何を大げさなことをと思うが、この娘なら、そういうことがあるのだろうと思う。

高校の先生に相談してみようか、定期的に通院している大学病院の先生に一筆お願いしてみようかとかいろいろ娘と話したのですが、欠席した日の授業の感想を書かせるような高校の先生(つまり、娘は先生のことを訳がわからない人だと思っている)が、まともに取り合ってくれるとは思わないようで、また定期的な通院には私は付き添わないので、自分でちゃんと言えるか自信がなかったようで、結局は何もせずなんとかやり過ごしたようでした。

なんとかやり過ごせるのならそれでいいのかもしれない。

だけど、先述の記事に

「学校も保護者も、一律に薄着にすることを『そういうものだ』と受け止めてきたことで、自分たちで判断できなくなっているのではないか」と指摘。「保護者の側も学校側に対話で気付きを促す必要があるのでは」と訴える。決まりごとだからで済ませず、無理がないかどうか、親子で考えてみるのも良さそうだ。」

とあるのを見て、つまり今までただの慣習に縛られていただけだった自分に気付かされました。

記事は対象が小学生となっていますが、全学年に通じることと思います。

他にも学校の体育に関しては疑問点がいくつかあります。
またの機会に書いてみたいと思います。