妻を亡くした夫の話。妻への愛情と、子供たちの支えに感謝する暮らしが印象的。

大事があるわけでもなく、あくまでゆったりと時間が流れる。


平凡な話だなと読み進めていたが、終盤になって 涙ブワっ(;ω;)

痛いほどの感動を与える大人の童話、と紹介されているが、なんとなくわかる気がしました


最後の一文は、さわやかでおしゃれすぎる、センスの光る締めくくり。



白い犬の愛着度 ★★★★

一日一組のお客様だけをもてなす食堂かたつむり。


主人公の心理描写や、「料理」に対する気遣いが、終始丁寧にやさしく描かれながら物語が進む。

ちょっとずれるかもしれないが、自分が気に入ったところ。



「人は、いつも済んだ気持ちでなんかいられない、と思う。

 みんな、にごり具合の程度の差こそあれ、心の中を満たしているのは泥水だ。」


「だから私はその泥水をきれいに保つため、なるべく静かにしていようと決めた。水の中で魚が

動き回ればにごった泥水になっていまうけど、心を穏やかにしていれば、やがて泥は下の方に沈み、

上のほうはきれいな水になる。私は、きれいな水でいたかった。」


人だけでなく、動物、植物、あらゆるものへの感謝の気持ちをいつも大切にする、

心やさしい主人公が言うからこそ、心に響くものがあった。

誰しもが、きれいな水でいたいんよねー。



ホッとするココアみたいな小説度  ★★★★

熊さん度                 ★★★★

ふくろう度                ★★★★★