30歳までに米国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされなかったら役者辞めると2日前に決めた。


大口を叩いて3日目。案の定そんな情熱は消えかかっており…


というか、それどころではない。


明日、舞台の本番がある


ちゃんとした演劇を、ちゃんとした劇場で上演する。そのメインキャストの1人として板の上に立つ。



でも正直、全然自信がない。


明らかに稽古不足、自分の役作りも中途半端で、最後の稽古ではセリフすらあやふやだった…


不安すぎる。てか、怖い。

本番来てほしくない!!


今日は何も予定はない。でも、台本を開くことさえできていない。台本に書いてあるセリフを読むたびに、役がわからなくなっていく。



この『大丈夫』ってセリフは明るく言ってるけど、実は落ち込んでるんじゃないかとか、いや落ち込んでるけど、平然とスカした感じで言ってるのか??



とかぐるぐる考え出すと、今まで自分が稽古でやってきたこと全部が無駄に思えて、悲しくなってくる。全部、役と向き合うことから逃げ続けてきた自分のせいだ。


昨日は起きてから寝るまでずっっとYouTube見てた。晩御飯食べてない。お腹減ったけど何もすることができない。目の前の広告をスキップすることしかできない。明日の本番もスキップできたら、とか頭をよぎる。


また、逃げている。

本番前日でもまだ逃げている。



不安だなぁ。



怖いよな。



3日前までアカデミー賞助演男優賞に目を輝かせていたのに、明日の舞台公演からは目を逸らす👀


(今さらやけど、この記事、舞台の関係者に見つかったら絶対やばい)


でもここで「明日の本番めっちゃ楽しみです!」とか嘘ついても仕方ない。誰のためのブログ??ってなる。むなしすぎる。


記事に書き起こしたら気持ちがめっちゃ楽になった。なんでやろ。


30歳で売れなかったら役者を辞める、なら、30歳まではどんなに下手くそでも役者を楽しめばいいのでは?


確かにそうだ。

周りの期待とか、共演者とか、劇団の主宰とか、そんなことに怯えて何もできないくらいなら、全部忘れて、自分だけが楽しんでやるくらいのマインドでやってやりゃいい!




とりあえず、飯。食お。



腹が減っては戦はできぬ。

どれだけ逃げてもお腹は減る。お腹が減ってるってことからも逃げてできるのはYouTubeの広告をスキップすることだけ。でもお腹減ってることと向き合って、頑張ってコンビニに行ったら、外に出るだけでなんかやる気出る。


生き物としての最低限のやる気に生かされてる。

空腹がくれるこのやる気は、誰にでもあるはず。


起業するとか言い出す奴のやる気は、一握りの人しか持ってないけど、お腹減ったからコンビニ行くくらいのやる気は生き物ならあると思う。


そんな最低限のやる気でいいから、次のご飯を食べるために、明日を迎えてやる。



役者辞めるまであと2229日。