突然ですが、冷戦の象徴といえば何でしょうか?

 

 

そう、ベルリンの壁です!今からちょうど30年前の1989年11月9日にベルリンの壁が取り壊され、冷戦は終結、人々は歓喜に包まれました。

 

これを祝したコンサートにて、ベートーヴェンの『第9』が演奏されました。

 

動画はこちらから→

https://www.youtube.com/watch?v=cF9q922AJMw

 

 

 

僕は音楽で感動して涙を流した曲が唯一、この『第9』なので思い入れがあります。

泣くほど?って思う方いるかもしれないですが、僕は当時大学受験で世界史を勉強していました。

ちょうど18世紀末ごろのフランスは

 

・フランス革命

・ナポレオンの出現

 

などが起こり、国王の圧政から逃れ、市民が自分たちの権利を獲得するために団結し戦った時代です。『第9』は音楽的にも新しい形式であり、詞はシラーの詩から抜粋した、人類の愛と人間解放を歌ったものです。

 

これを知った上で『第9』を聞いた時、文章では伝わってこなかった人々の憤りや熱量、歓び、愛、勇気、革命という言葉の重さなど様々なものがダイレクトに心に響き、自分でも驚くほど感動しました。

 

 

僕だけではなく、多くの人がこの曲に魅了されてきたと思います。

 

最近では社会現象になった人気アニメ『エヴァンゲリヲン』の新劇場版に使われたり、

また佐渡裕氏の指揮のもと、1万人で演奏されたことも有名です。

 

buzzfeedのニュースで冷戦終結から30年が経ったこと、その年に『第9』のコンサートが行われたことを知って、

 

これほど多くの人々を感動させてきた『第9』、

 

どんな歌詞なんだろう?

 

と思いませんか?

ぼくは知りたい!

と思ったのでドイツ語なんて習ったこともないですが、そんなの関係ない

後先考えずゴリゴリ翻訳していきます。

buzzfeedの記事はこちら→

https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/berurinnokara30anonisaretanatoha

 

 

 

 

 

辞書と文法書買ってきた!!

 

 

飽きる前に行動しちゃいます。

 

 

先ほど少し書きましたが、詞はシラーの詩から抜粋されており、『第9』は『歓喜の歌』とも言われます。

歌詞を調べてみたら、難しそう、、、まあサビだけでもわかったら歌えるからいいや!

 

 

歓喜の歌= ”Ode an die Freude ”=ode for the joy?

 

フランス語に翻訳すると、Ode de la joie になるんですかね。dieは定冠詞?英語のtheみたいなやつかな。

an が分からない。前置詞か何かでしょうか。辞書を見ても翻訳できない。誰か教えてください!

読み方も間違えてたら教えて欲しいです。

 

 

Freude, schöner Götterfunken,

フロウド、シューナー、グッターフンクン     ・schoner,Gotterのerやfunkenのnは活用?

ああ歓喜せよ、美しい神の輝きに

 

Tochter aus Elysium,

トッヒター、アウス、エリジウム        ・ausは英語のinかな。

楽園の少女(天使?)よ

 

Wir betreten feuertrunken,

ヴィール、ベットルトゥン、フォイエルトルンクン 

私たちは酒に酔わんとする

・辞書にないのでググった。feuerはfire、trunkenはdrink,つまり火の酒(ウォッカ)

 

Himmlische, dein Heiligthum!

ヒムリッシュ、ダイン、ハイリグトゥム

天よ、あなたの(神の?)聖域よ!

 

Deine Zauber binden wieder

ダイン、ツァウバー、ビンドゥン、ヴィーダー

歓喜の魔法は再び結びつける

 

Was die Mode streng geteilt;

ヴァス、ディ、モード、ストレング、ゲータイルト

・過去形と関係代名詞が出てきたのでググった。what the mode strongly separated .

世の中が強く隔てていたものを

 

Alle Menschen werden Brüder,

アール、メンシュン、ヴェーダー、ブリューダー

全ての人は皆兄弟になる

 

 

Wo dein sanfter Flügel weilt.

ヴォー、ダイン、ザウフター、フルーグル、ヴァイルト

あなたのその柔らかな翼が憩う場所で

 

歌詞の全文はこちら→

https://lyricstranslate.com

 

 

おおーーー!!!ググりながらやけどできた!予想以上に美しい詩でまた泣きそう。

「歓喜の魔法が世を隔てているものを再び結びつける」かっこいい。

まさに冷戦のことじゃないか!

そして「人類は皆兄弟になる」これも段々とグローバル化している今、噛みしめるべき詩ですね。

 

 

最後に

この詩の意味を知った今、『歓喜の歌』をもう一度聞いてみて下さい。

 

https://www.youtube.com/watch?v=a23945btJYw

 

 

これは『第9』のフラッシュモブの動画です。

偶然そこに居合わせた人たちが作る、つかの間の「憩い」

これを見ていると「人類は皆兄弟になる」という詩が意味する形を見ることができます。

 

 

この一体感みたいなものこそ

僕が目指す、本当の、あるいは本来の演劇なのではないかなと思います。

 

 

今回はサビしかできなかったけど、次は全文目指したいな。

間違いとか質問があればぜひコメントして下さいね!ツイッターの方でも大丈夫です!

 

それではまた!