この春から大学2年生になった娘のことを振り返りながら書いています。
娘は中3の5月から食べなくなり、中3の12月に拒食症と診断されました。
高1の5月に体重は回復し、高校生活を送っていましたが、12月から再び拒食症の渦に飲み込まれ、さらに体重減少。
高2の5月、ついに意識障害で救急搬送され、3か月入院し、8月に退院しました。
高2の8月退院後、体重は少し減りはするものの、あまり変わらずに高校3年を過ごし、今は大学生になっています。
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大学生になってからのことを書いています。

最近の娘の様子から「自分は?」とみていたら、いろいろありすぎて前回の投稿から時間がすぎていました。

大変ご無沙汰しています。すっかり夏になりました。

 

今日のテーマは勉強へのこだわりです。

中学、高校の時、そして大学生になった今もそうですが、娘は勉強にかなりのこだわりがあります。

中学の時、成績が良かったので、成績を落としたくない!という思いが強く、勉強を相当頑張りました。

そのまま受験に突入、そして摂食障害になってしまいました。

 

その勉強のこだわりは、高校入学時はおさまっていましたが、

高1の冬には発動、そのこだわりとともに拒食症もひどくなりました。

高2で救急車で運ばれて入院して退院してからは、体力もなく学校へ通うこと、勉強についていくことが必死で

勉強のこだわりはおさまったのかな?と思っていましたが、

大学に入ってから、そのこだわりは続きました。

 

娘の大学は前期に2回ほど課題を提出するのですが、

その課題提出前には、家族を振り回し、

あれやって、これやって

課題提出用の材料のあれ買ってきて、これ買ってきて

課題があるから〇〇できない!

課題があるから〇〇お母さんやって!

課題をうまくやりたいから、徹夜する!

家族は娘の課題提出のスケジュールに翻弄されていました。

 

 

この勉強のこだわりと、摂食障害の食べる事とは関係がないように思うかもしれません。

ただ、頑張り屋の性格なのかな?と思うかもしれません。

私もそう思っていました。

 

が、このこだわりは、摂食障害の症状である、食べ物のこだわりと同じなのです。

そして、そのこだわりは、信じたくないかもしれませんが、

母親である私の「こだわり」をうつしたものなんです。

 

私ははじめてそう聞いたとき

ショックでした。

あんな、軍隊みたいに食べ物にこだわっている娘と、私が同じとは…!?

 

娘の食べ物のこだわり、

勉強へのこだわり、

それは、母親である私の「こうあらねばならない」という「こだわり」

「〇〇をしなければいけない」という「こだわり」

そのあらわれなのです。

 

だから、娘に

食事のこだわりをゆるめたら? 〇〇も食べてみる? とか

勉強、そんなに頑張らなくても… とか

言っても何も変わりません。

私が、しなければいけないこと、こうあれねばならないこと

世の中では常識と思われているような、「べき」「しなきゃ」をゆるめることが

娘の「こだわり」をゆるめる方法です。

 

私自身、振り返ると相当なこだわりに気付くことができます。

・食事は手造りしないといけない

・洗濯は毎日しないといけない

・部屋はきれいに掃除しないといけない

・仕事はまじめにしないといけない

・早寝早起きしないといけない

・いつも明るくいい人でいないといけない

・お金はムダ使いしてはいけない

・親に口答えしてはいけない

・お風呂は早く入って、早く寝ないといけない

・ゲームばっかりしてはいけない

・ゴロゴロしていてはいけない

・友達と仲良くしないといけない

・友達の悪口は言ったらいけない

・家の手伝いはしないといけない

・毎日まじめに学校へいかないといけない

・きれいな服を着ないとカッコ悪い

書くときりがないのでこのへんにしておきますが

 

私のような、こんなまじめなこだわりを持っている方はいらっしゃいませんか?

子どもの摂食障害を治したかったら、

まずは自分が思っているしなきゃいけない「こだわり」を「それ本当にほんと?」と自分に聞いてみてください。

おそらくそのこだわりは、まじめな親からの、本当は守らなくてもいい常識です。

 

だからゆるめて、手放していきましょう!!

私は、今、これらのことをゆるめて、手放すことを毎日やっています。

 

その結果、娘はまだ勉強にはこだわっています。

が、食事のこだわりは少しずつなくなってきていると感じます。(まだ一部、食事のこだわりはあります)

それは、まだ私が「こだわり」を完全には手放せていないという証拠であるし、

ほかにもまだ、私自身が気づいていない「こだわり」があるということです。

そこをまた気づいて手放していく途中です。

 

娘の様子を見て、私の何を変えたらいいのかを考える、

この一連の作業を毎日やっています。

 

それが忙しくて、ブログで書ききれないくらい、たくさんたくさんあって

更新が先延ばしになって久しぶりの投稿になってしまいました。

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私の投稿から、何か気づいてくれる方がいたら嬉しく思います。

 

私のこの経験が誰かのチカラになりますように。
何より、ミライの私のチカラになりますように。