根室駅
起点の滝川駅から443.8km。ここがJR根室本線の終点、根室駅である。管理人のyamaはこれが根室駅初訪問。
駅に入ると、改札上部には運賃表が掲示してある。
主要駅の運賃は、落石360円、厚床840円、厚岸1,640円、釧路2,490円、帯広5,070円、知床斜里5,070円、網走5,720円、旭川7,660円、新千歳空港7,800円、札幌8,200円、小樽8,530円、函館10,470円である。
在来線だけでも根室から函館だと、1万円超えるのか…!驚愕。さすが東の果て、根室。
左の緑の欄が根室駅に到着する電車の到着時刻。右の青の欄が一般的な時刻表と呼ばれるような、根室駅を発車する電車の中の時刻である。1日6本。根室の人口である約26,000人を考えれば、そんなに多くない気がする。
実際に入場券(170円)を購入し、根室駅構内に入ってみた。根室駅の駅員さんに話を伺うと、よく入場券を購入し駅構内に入る人はいるらしい。
ちなみに、根室駅では無人駅である東根室駅の入場券も販売しており、この後東根室駅にも行く予定があったため、東根室駅の入場券(170円)もここで購入させていただいた。東根室駅には改札がないため、入場券を購入しないでも事実上立ち入りは可能であるが入場券をきちんと買って入場するように。
この隣の駅が1駅のみ書いてある終着駅感。この感じが何故かたまらない。分かってくれるだろうか、この最果て感。
釧路方を眺めてみた。いい天気である。この約450km先には、JR根室本線の起点・滝川駅があるのだ。
こちらは根室方。このまま進めば車止めとなり、そこで根室本線は終点を迎える。
入場券と共に、駅名標を撮ってみた。いい雰囲気である。
今度は入場券と共に、駅構内を撮影した。これもいい写(いい写真)である。インスタ映えというやつか。
根室駅の構内根室方奥には、日本最東端有人の駅との看板がある。日本最東端の"駅"は東根室駅なのだが、東根室駅は先程述べたように無人駅であるため、日本最東端の"有人駅"となると根室駅となる。
ちなみに、日本最西端の"有人駅"が佐世保駅というのはこの写真を撮った時初めて知った。
北海道道312号根室停車場線
それでは本編である北海道道312号根室停車場線のレポートに移る。根室停車場線は全区間駅前通りという名称が付いている。停車場線のあるある、「大抵通りの名前は"駅前通り"」である。
これが根室停車場線の全景。前回レポートした遠別停車場線に負けず劣らず、全長は0.1kmと停車場線の中でも相当短い。この路線も歩いても1分ほどで走破できるだろう。
路線名入りヘキサが設置してあった。こういう短い停車場道道にもヘキサを設置してくれるのは道道ファンとしては非常に嬉しい。
最近思うのだが、これ一個設置するのにいくらくらいかかるんだろう??
終点
清隆町3丁目交差点で国道44号と交差し、根室停車場線は終点となる。根室らしく、交差点名の看板には英語表記と共にロシア語表記もある。
ちなみに、清隆町と書いてきよたかちょうと読むそうだ。初めて聞いた地名だが、なんかカッコいい。
左折方向 国道44号
釧路 厚岸 浜中 厚床
右折方向 国道44号
納沙布岬 明治公園 根室市役所
総括
日本で一番東に位置する停車場線、如何だったろうか。一番東に位置しながらも、走っている場所は根室の中心部なので活気もあり、人も結構歩いていた(取材時は昼)。
根室駅にも立ち寄ったが、THE・終着駅と言った感じで、駅構内は駅の外と比べると最果て感があり、終着駅マニアにはたまらない駅だろう。もし根室駅に訪れる機会があれば、入場券はそこまで高くないので、ジュース一本我慢する代わりにぜひ駅構内も見て回ったら如何だろうか。