三頭山1 | ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

1995年に夫と2人で始めた山登り。
2年半の北海道在住をはさみ、2001年にはキリマンジャロに登りました。息子が生まれてからは、3人で八ヶ岳やアルプス、残雪期の山歩きなどを楽しみました。
息子が家を出た今は、日々のことをいろいろ書いています。

2024年5月11日(土)

 

5月5日(日)に山登りに行く予定でしたが、事情により取りやめになりました。

そのままになりそうでしたが、思い切って行くことにしました。

5日だったら行くと言っていた息子は都合がつかず、不参加。

夫と二人での山行です。

 

この6年の間、夫の単身赴任もあって、家の中のものを移動したり整理したり。

山グッズも、その度にいろいろな場所に収納していました。

いざ準備を始めると、レインウェアがあるはずのところにない、いつも携行

している山セットが見当たらないなど、手こずりました。

 

行き先は、あまり欲張らず、久しぶりだからまずは足慣らしという意味からも、

比較的歩く時間は短時間で、展望に期待が持てる山、ということで探しました。

三頭山です。

奥多摩の方からの縦走ルートも考えましたが、都民の森からの周回ルートを

歩くことにしました。

 

5時前に目が覚めた時、あまりにも外が明るいので、「寝坊したかも」と恐る恐る

時計を見て、日の出のはやさに驚きました。

空の青さにウキウキしながら、家を出ます。

 

順調な滑り出しと思ったのもつかの間、事故のため、新宿駅で足止めとなりました。

西武新宿線に変更し、武蔵五日市駅には予定より1本遅い電車で到着したものの、

予定のバスには2分遅れで、乗れませんでした。

結局、次のバスまで50分近く待つことになりました。

でも、久しぶりの山登りを祝福してくれるようなお天気が嬉しくて、不思議と

気持ちは落ち着いていました。

 

10時過ぎに都民の森に到着。

いよいよ出発です。

 

 

新緑の緑が、すがすがしい。

 

すぐに道が左右に分かれましたが、行きは右側のトンネルの方を歩きました。

 

森林館の脇を抜けて、いよいよ登り始めます。

登り始めてまもなく、左足が何だか変な感じです。

足もとを見ると、左足を踏み出す際に、底から何かが離れているのが

見えました。

夫に「ソールが剝がれたみたい」と告げます。

「えっ、どれ見せて」

確かにかかと側から、真ん中近くまで剥がれてきています。

「紐なかったっけ」

 

これまで必ず山行に持ってきていた山セット、実は今回は持ってきて

いませんでした。

山セットには、予備の靴紐やゴムバンドなども入っていたのですが、

仕方ありません。

夫がスマホのストラップをはずしてくれて、それでソールをくくることに

しました。

 

それからは、慎重に、ゆっくりめに歩きました。

ひと登りすると、「鞘口峠」。

 

心配していた暑さは、それほどではなく、快適です。

さらに登っていきます。

 

左足に続き、右足もかかと側から半分くらいまでソールが剥がれて

きました。

夫からまたストラップを借りてくくります。

 

他にも登山者はいますが、多すぎる感じではありません。

 

見晴し小屋まで来ました。

 

先へと進みます。

 

つま先でつながっていた左足のソールが、完全に剥がれてしまいました。

危ないので、そのままで歩くことにしました。

しばらくすると、右足も完全に剥がれました。

外側のソールだったので、それ程大きな違和感はありません。

 

そのうち、展望台に出ました。

展望台からは、以前登った御前山方面が見えるとのこと。

「あれがそうかなぁ」などと話しました。

 

展望台を過ぎるとすぐに東峰(1527.5m)。

 

写真を撮って、さらに先に進みます。

一番高い中央峰(1531m)。

この少し先には、テーブルもあって、お昼を食べている人たちがいました。

 

お昼は西峰でと考えていたので、先に進みます。

少しだけ下って、登り返し。

山頂に出た視界の先には、

image

 

 

雪の白さがくっきりと浮き立った見事な富士山。

 

山頂標識も、西峰(1524.5m)は石碑のようでした。

 

続きます。