1997年、北海道で過ごす初めての夏。
私は、仕事が少なくなって時間的には余裕がありました。
不規則勤務の夫は、夏休みも職場内で交代で取得するのですが、
7月30日(水)から8月7日(木)までの9日間になりました。
そこで、8泊9日の道東旅行を計画。
食いしん坊で欲張り、まだ若かったこともあって、こんな内容でした。
1日目 昼は帯広で豚丼 オンネトーを経て、阿寒湖で遊覧船に乗って湖畔で宿泊。
2日目 雄阿寒岳に登り、弟子屈町まで移動して宿泊。
3日目 美幌峠を往復し、コタン温泉、砂湯、硫黄山、摩周湖を巡り、大鵬記念館を見て、屈斜路湖畔で宿泊。
4日目 網走監獄を見学し、オホーツク流氷館へ行き、サロマ湖に寄った後、斜里町に宿泊。
5日目 斜里岳に登り、ウトロの宿に宿泊。
6日目 羅臼岳に登り、ウトロの宿に連泊。
7日目 カムイワッカ湯の滝、知床5湖を巡った後、観光船に乗って、羅臼町に宿泊。
8日目 ひかりごけを見て、せせき温泉、相泊温泉に寄って、知床峠、摩周湖、美幌峠、阿寒湖を通って、十勝川温泉に宿泊。
9日目 然別湖に行ってボートに乗り、対岸に渡って東雲湖を散策して、帰宅。
この時、頭を悩ませたのが、2日目の登山です。
雄阿寒岳、雌阿寒岳と両方登ると、日程的にどれかを削らないといけませんし、
移動にもしわ寄せがいきます。
でも、近くにあるのだから、せっかくの機会に2山とも登った方がいいのでは。
2人でいろいろとシミュレーションしたのですが、やはり1つに絞ろうということに
なりました。
迷った結果、雄阿寒岳に決めました。
決め手は頂上から見える景色。
ペンケトー、パンケトーの2つの湖が見渡せるのは、雄阿寒岳の山頂からのみだとか。
それに惹かれました。
当日、曇り空の下、頂上からの景色を期待して、登りました。
空は晴れるどころか、何だか雨が降りそうな様子。
とにかく、少しでも早く山頂へと急ぎました。
そして、ついに登頂。
山頂から、パンケトーが見えた時には思わず歓声をあげました。
下山途中に雨に降られ、全身びしょ濡れになりましたが、大満足の登山でした。
「北海道にいる間に、雌阿寒岳にも登ろうね」と話したものの、
翌年、雌阿寒岳が噴火したために、登山規制がかかってしまいました。
結局、登れないまま北海道を離れ、今に至っています。
今回ブログを書くにあたり、改めて計画を地図で確認していたら、結構ロスの
多い移動があったので、やっぱり雌阿寒岳登山も入れておけばよかったかな、
と思いましたが、登山だけでなく、とにかく北海道を満喫したい、という当時の
気持ちを懐かしく思い出しました。
これまでの山行一覧は → 山行歴 をご覧ください。
山頂から眺めたパンケトー。右奥に見えているのは夫ではありません。