ヒッチコックの「鳥」のような光景に出くわしました。
場所は横浜の外れ、凸版印刷の工場がある工場街。
歩いても歩いても、電線に鳥が群れをなして止まっていました。
休日で、どこの工場にも人は居らず、
閑散とした町に鳥、鳥、鳥。
鳥の群れ。気味が悪い。
近未来的な工場から制服の警備員が出てきて
眉間に皺をよせながら、おびただしい数の鳥を目視確認。
(不気味だなあ)と思いながら、カラスが止まっている電線沿いの道を駅に向かって歩いていると、
後方でパン、パン、パーン!!と砲声。
一斉に飛び立つ鳥の群れ。
うぎゃあ。
こ、こわいよー。
人類滅亡の日みたい。
振り返ったら、近未来型の大きな工場の警備員が
NY市警のポリスマンのように銃を構えて、
空に向かってピストルのようなものをパンパン打ち込んでいました。
運動会のスタート用の音が鳴るだけのフェイクなピストルなんでしょうけど、
警備員の構え方が本格的でキマっていて、映画を観てるようでした。
あの警備員、退職警官か退職自衛官なんだろうなあと、妙に感心してしまいました。
映画のような光景でした。