前記事の続きになりますが、高尾山の天狗様がメインです。
本当に、心誘われるポスターですね。
男坂の108段の階段を上りきると、右側に苦抜け門が見えて来ました。
多くの人達は直進して行きましたが、私はこちらの三密の道に行こうかと迷っていたのですが、下りて来た人に訊いたら「こちらが断然いい」との答えがありましたので、そのお言葉通りに従いました。
少しの上りで、仏舎利塔の建つ台地に着きました。
仏舎利塔
仏舎利塔とはお釈迦様の遺骨を納める仏塔のことを言います。
そして、その塔の前の広場には、天狗形で白狐に乗った姿の飯綱大権現を中央にして、大天狗と烏天狗(阿婆羅底童子・師子慧童子)が護っていました。
仏舎利塔のある台地は、男坂と女坂の間にあるのですが皆さんはスルーするようで静かに過ごせましたし、この日はここの紅葉が一番きれいに思いました。
仏舎利塔付近の紅葉は、静かな中で綺麗でした。
ここで、男坂・女坂の道と合流します。お昼を回った時間なので、ごまだんごのお店は混雑していました。
薬王院の入口「山門」です。四天王が門の両側にいらっしゃいます。本堂は、薬王院の中心となる仏堂で、薬師如来と飯縄権現が祀られています。
薬王院は、正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」といい、真言宗智山派の大本山であり、成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに関東三大本山のひとつです。
薬王院は不動明王の化身「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」がご本尊です。
天狗が飯縄大権現の一族(従者)とされることから、高尾山は古くから天狗が住む山といわれ、境内には天狗の像や天狗をモチーフにしたオブジェがたくさんあります。
山門をくぐると、右側に大小の天狗様が見られました。
仁王門の本堂側の天狗様
大本堂 薬王院の中心となる仏堂で、薬師如来と飯縄権現が祀られています。
ここにも天狗様が護りについています。
さらに先を目指します。
わぉぅ~。狛犬さんです。薬王院は寺院ですが、神仏習合の時代だったので神社もあるのです。
阿吽
寛政3年5月建立。石工・宗右衛門、細工・源太郎と読めます。
狛犬さんと紅と鳥居。
薬王院の中心となる本社で、飯縄権現を祀る社殿です。
本堂の質素感に比べると華やいだ色彩に見えます。
大天狗の後ろ姿と鳥居
天狗様を見た後は、山頂を目指しました。20分ほどの登りです。
高尾山山頂展望台 残念ながら、富士山の姿は拝められませんでした。
どうにか、山頂付近で腰を下ろす場所を見つけ軽く食事をとりました。
下山は、最近お気に入りになった3号路をチョイスしました。
3号路は、前3回はガラガラでしたが、さすがにこの日は利用者が多かったです。
午後の2時頃でも登る人が多かったのは、夕日目当てだったのかもしれないですね。