ここ数年、目だってきたのは、おいちゃんの店の

ような小売店の言い訳や愚痴が、まことしやかに

業界の常識として流布されていること。


典型的なのは、バンダイさんの「抱き合わせ商法」。


おいちゃんの「抱き合わせ・・・」の解釈は、「売れ

ないものと、よく売れる商品との抱き合わせ」です。


おいちゃんの解釈が唯一無二の真実とは言えま

せんが、バンダイさんが「抱き合わせ」を行っている

とは思っていません。


存在するパターンとしては、シリーズアイテムの

セットの中に従来品と新製品を同梱し、そのアソート

を仕入れないと新製品が入手できないケース。


確かに抱き合わせのように映って当然です。

しかし極まれです。


しかしこの程度のことは昔から原理的に存在する

商習慣です。


何故?そのレアケースを全部のように、小売店主

は皆さんにお話するのでしょうか?


おいちゃんがバンダイさんに感じるのは、他メーカー

に比べ「現世的実績優先」というワードです。


問屋さんとの会話を加味するならば、「バンダイ

さんは既存の流通(問屋さんや街の小売店)を

あてにしていない」のでは?ということです。


あらゆるメーカーさんは、今やネットによる直販

手段を持っています。


それらに対する問屋や小売店の不満や不快感が、

抱き合わせうんぬんの批判に繋がっているのかも

しれませんね。


おいちゃんも気をつけないと、同様なことをみなさん

にしてしまうかもしれません。


コロナ渦以降、本当にメーカーの生産が滞って

います。一時は接着剤さえ無いことが起こりました。


しかし皆さんには1ミリの責任もないことです。

おいちゃんもここ一年、皆さんに 品切れの言い

訳に使い、「言わなきゃよかった・・・」と自己嫌悪に

陥ることがあります。