2年目の願書提出日も近くなり直前期に入る。


一年目は残念な結果になったが、試験が終わってからも勉強を続けていた事もあって基礎力はかなり上がってきた実感がありました。

ひたすら大原のアプリ、大原のアプリと毎日続けていたので夏頃には行政法は正解率は98%位まで仕上がった。民法も正解率は95%位まで上がってくる事が出来ました。途中から気がついたのですが、アウトプット練習は答えを導く練習も大切なのですが、1番大切なのは解説を読み込む事が重要だと私は思いました。


2年目の試験直前


夏までにインプット、アウトプット、記述対策は一通り終わった。

後は模試で本番と同じ環境でひたすら練習あるのみです。市の自習室を借りて、若い学生さん達と一緒に勉強をします。

最新の市販模試を本屋で何冊も買ってきて毎日模試一回分を3時間で解きます。

2年目になってようやく記述抜きで180点を安定して取る事が出来るようになりました。

嬉しい。自己流で勉強をしたり、あらゆる問題集を買ったり、ネットで言われているダメな勉強方法だったと思うが結果が出てくると決して間違った勉強方法ではなかったんだなぁと今は思います。


2年目の行政書士試験当日


試験当日、家族に送られて試験会場に向かいました。やる事はやった。後は実力を出すだけだ。

試験会場に着くと今回は年齢層が若い感じがしました。若い女性も多い。最近だと行政書士試験は司法試験の力試しの為に受ける方も多いみたいですね。

きっと法学部の方や司法試験受験生の方は行政書士試験は受かる方が多いのだろうなぁ。


試験開始


「では始めてください。」の合図で問題を開きます。

はぁ。やっぱり基礎法学の難しい問題が来ますね。私は火薬類取扱保安責任者の試験は受けた事があるのですが、1問目はサービス問題が来るのですが、行政書士試験は1問目から受験生の心を折ってきますね。

でも大丈夫。民法と行政法はけっこうわかるようになってきた。落ち着いて淡々と問題を解く事にしました。


1年目と2年目の違い


一年目は肢別過去問メインで勉強してきた為、ある程度は2択まで絞る事ができ、「多分これかな?」と言う感じで問題を解いていたのですが、二年目になると「これだ!」正誤が判別出来る事が多くなりました。

もちろん全てわかるわけではないですが。


前年12点しか取れなかった記述


正誤の判断が多く出来るようになると悩む時間が減り、記述も余裕を持って臨む事が出来ました。まずは行政法の記述から。

B市長は、当該建築確認および当該マンションの建物に違法な点はないとして、これを拒否することとし、その旨を通知した。

「わかる!わかるぞ。義務付け訴訟を提起すればいい。被告はB市だ。重大な損害だ。」

アプリで何十回とやってきた問題だ。択一対策が記述対策になるとわかった瞬間でした。


民法


Aが所有する甲不動産について、Aの配偶者であるBが、Aから何ら代理権を与えられていないにもかかわらず

「これは多分無権代理の事かな?そして亡くなったのは無権代理人だな。」落ち着いて事例を書きます。

本人は拒めるのは知っている。

ただどのように書けばいいのかわからない。

ない頭で40字程度にまとめる。理由かぁ。そうだ!信義則に反しない。一瞬の閃きが出ました。


試験委員の方の罠にハマる


記述 は2問ともまぁまぁ書けたぞ。あと1問なんとか正解したい。問題をよく読み

「これは妨害排除を代位行使すればいいんだな、けど何に基づき?」数分考えたがどうしても所有権って言葉が出てこない。

もう悩んでても仕方ない。賃借権に基づきでいい←不正解

賃借権に基づき妨害排除請求権を代位行使って書いてしまった。

問題文にも賃借権って多く出てきたんだよなぁ。ただし登記はしていないって書いてある。

見事に罠にハマりました。(勉強不足でした)


続く