今季、我が地元のドラゴンズに中田翔が移籍した


愛知県または名古屋という地域は(他の地方を詳しく知っているわけではないが)それなりに独特である


一つには中日新聞、名古屋鉄道など、地元独占企業の存在がある

独占というと聞こえが悪いが同業他社が少ないため王様というわがままな存在ではなく無理をしなくても経営がしやすいという安定感があるのである



そしてトヨタ自動車を筆頭にロケットや飛行機、ミシンのブラザーや世界一のガイシ生産数を誇る日本ガイシ、カーテンのサンゲツ、陶器のノリタケやトイレメーカーLIXILの前身となった伊奈製陶のイナックスなど陶器の製造業なども盛んで、また古くは繊維業などが栄えるなど枚挙にいとまが無く労働者がたくさん集うことで他地域とは違って地味だが安定感がある基盤ともなっている

ちなみに愛知県は工業製品出荷額日本で1位、商品販売額3位、農業出荷額8位とバランスもとれているかと思われる


さてそんな地域にあるドラゴンズは良くも悪くもプロ球団としてはおらが街の代表として頑張ってもらいたいところだが、ここ数年どころか10年以上成績が低迷している


人も金もゆとりがあるからなのか分からないがこれはいささか寂しい


おそらく競争よりも和を重んじる風潮があるからというのは想像に固くないがそれはそれ、これはこれと思う


野球がわからない方は馴染みが薄いかもしれないが中田翔はどちらかと言うとリーダー気質のあるお山の大将タイプである


おとなしい性格でプロスポーツチームの割にはどちらかというと体制に従順であり目立つ事を控える雰囲気のドラゴンズチームメイトの中、ひとり異彩を放つ存在の彼は、今季ジャイアンツからの移籍話があった当初は名古屋のファンはどちらかという反対の声も多く見られた


もちろん過去に起こした球団とのトラブルが主なところであるが、なんとなく名古屋らしいといえば名古屋らしいなと眺めていた


そして今季、35歳の彼は頑張っている

その活躍ぶりは本人のみならず周りの若手を引っ張る形というかうまく巻き込むようなリーダーシップを発揮しての上で実現している


シーズンはまだ始まったばかりだが一人の加入でチームがどこまで伸びるのか?もちろんチームメイトも潜在的に実力もあるだろうし努力をしている事は否めないのだが組織が飛躍的に殻を打ち破る姿に自分を重ねる経営者は多いのではなかろうか?と思った次第である


蛇足になるが中田翔は今、ドラゴンズファンの中でダントツ一番の人気者である


これも3英傑を生んだ名古屋らしいといえば名古屋らしいと微笑ましい目で眺めている

私はこんな素直な名古屋気風が嫌いではない


今回は気持ちの良いくらい、ふんだんに名古屋自慢を盛り込んでみたので、なんか鼻につくな( ̄▽ ̄;)

と思って読まれた方もいると思われるが、どこかで名古屋を自虐した話も書こうと思いますのでそちらでバランスを取るのでお許しくださいませ笑笑😆