以前に書いた記事に関するイベントが昨日起きました。
金利をコントロールしている日本銀行が、マイナス金利政策の解除を昨日決定し公表したのです。
ここまでは読み通り、賃上げが進む適度なインフレ傾向を踏まえての穏当な着陸で、政策の変更や中止と言うより「満了」というところかなと自分は捉えております。マイナス金利は任を果たした、というところです。

住宅ローンに関しては以前の記事に書いたとおりの状況で、殆どの銀行で既に借りている人の変動金利は変わらないはずです。
短期プライムレートはマイナス金利政策以前の2009年から1.475%で変わっていませんし、今後も日本銀行はそこまでの利上げを招かないよう細心の注意を払ってマイナス金利政策解除をしたように見えます。
今後もインフレ率の変動を見ながら更なる利上げも検討すると思われますが、世界情勢も絡みますし確たることはまだ判りません。
既に借りている人は慌てて何かしなくても良いと思います。

逆にすぐ影響が出そうなのは、これから借りる人です。
自分が今から借りるなら変動金利にすると思いますが、今後の更なる金利上昇を信じるなら今からでも既に高騰している固定金利を選ぶことになるでしょう。

今後は世界情勢に左右される国内経済を見ながら金利が安定してコントロールされていくと思われますが、急激な変動が起こる可能性が一つあります。
リブログ記事でも書いた政治的リスク、政権交代です。
金利を3%以上に上げて円高にしろ、と主張するような党が政権を採った際には次の日銀総裁が急激な金利高政策を取って住宅ローン返済が激増する可能性もあります。その際はローン破綻する家庭が激増し企業倒産も相次ぐと思いますが、そのうよな政策を取る政府は過去の低金利政策の副作用だと主張して責任を押しつけるだけで救済も何もないことが想像に難くありません。
なのでもし選挙で金利を上げるよう主張する政党が政権を取りそうな情勢になったら、自分は持ってる株を全部売却して繰り上げ返済出来るように備えるつもりです。
そうならないことを祈りつつ毎回選挙に行きますが、まあ民意でそうなってしまえば仕方ないというもの。そうならないことを祈りつつ、日々ローン返済を進めております。
ようやく返済額が減ってきたと思ったら、自動車ローンでまた返済総額が少し戻りました(笑)