屋久島道中チャリ栗毛 (19) ~青春18切符~ | FAIRFAXで通勤+α

屋久島道中チャリ栗毛 (19) ~青春18切符~

 
夜行列車での移動が始まった私達、Mさんは何かを考えています。

さぁ、何を考えているのでしょう?

つづきをどうぞ・・・。

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走りだした夜行列車の中でMさんは考えていた。
(私は、何も考えていなかった。)


博多からどうやって帰るかだ。
(えっ!)


正直、持ち金が二人とも、あまりありませんでした。


だって、フェリーで大阪まで帰って、その後の電車代と食事代ぐらいしか残していなかったのですから。
(イレギュラー対応できず。)


まさか、自分が夜行列車に乗ってことなんて想像もしていませんでしたからね。
(フェ、フェリー乗りたかった…悲)


JRで姫路駅まで帰るお金は持っていない。


まして、彼のように新幹線で帰るには全然お金が足りない。


じゃぁ、どうする。


私は一案考えました。
(お~!)


Mさんの残金と私の残金を足して、私だけ新幹線に乗って帰る。
(お前は、鬼か!)


まぁ、冗談は、これぐらいにして。
(当り前だ!)


Mさん、しばらく考えて。


Mさんの目がキラっと光った!
(私の目は濁っていた。)


M「そうだ!」
(なんだ?)


Mさんの算段はこうだ。


さっき知り合った彼から、彼が所持している、


青春18切符を譲ってもらうというものだった。
(お~!)


これなら、一人2300円で、時間は掛かるけど姫路まで帰れる!
(あんたは、偉い!)


これしか手段がない!
(それで決定だ!)


実は私、青春18切符と言う名前は知っていたのですが、物を見たことありませんでした。


ずっと、通常の切符だと思っていたのですが、


そうではなくて、通常の切符より大きく一回(1日分)使うごとに


切符にハンコを押されるものなのです。1枚で5回分あります。
(11500円/1枚だったかな?)


二人だと、その切符に2個ハンコが押されて、二人は一日中どこの駅でも乗り降り自由です。
(説明が下手ですいません)


そうして、少し離れて座っている彼の元にMさんは行きました。
(頑張れ!Mさん!って、お前は何をしているの?)





つづく・・・。