屋久島道中チャリ栗毛 (6) ~船旅~ | FAIRFAXで通勤+α

屋久島道中チャリ栗毛 (6) ~船旅~


何とか無事に乗船出来た私達。

おとなくしていれば良かったのですが・・・。

つづきをどうぞ・・・。

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やっぱり何か忘れてる。


よーく、思い出してみる。


あ!


思い出した。


親に連絡していなかった。
(結構、真面目です)


以前、友人の車で1泊2日で伊勢まで旅行にいったのですが、


親には何も言わずに行っておりまして、帰ってきた時に、お土産に「赤福」を出したのです。


親「え?、お前、どっか行ってたん?ずっと、2階にいると思ってた。」


私「約2日間もずっと部屋の中だけで過ごせるかぁ~!」
(人を引きこもりみたに言わないで!って言うか普通気付くだろうぉ?)
  

親「だって、お前の車、駐車場にあったから。」


この家での私の存在って一体?


ダメだ、もし旅先で事故にでも合い、自宅に連絡が入った場合、


この親なら「息子は、2階に居ます!」なんて言い出しかねない。


今後はちゃんと連絡しておこう。


そう心に誓ったのです。


携帯電話を握り締め連絡です。
(今回は連絡するの遅すぎるだろ!)


船の上でも何とか携帯の電波は飛んでいました。


私「あー、親父?」


親父「おう、どないしてん?」


私「うん、俺、今から九州に旅行に行ってくるわぁ」


親父「はぁ?お前、家に車あるぞ?」
(親父も成長していません)


私「Mさんに乗せてもらったからぁ」


親父「Mさんの車でいくのか?」


私「いや、自転車。」


親父「?????。・・・・・・。   今、どこにおんねん?」


私「海の上。 船の中。」
(説明する気はあるのだろうか?)


親父「???????」


そりゃぁそうでしょう。


事情を説明してようやく理解してもらえ、「気をつけろよ」の


言葉を貰い、船旅を続けます。
(戻って来いと言われても困ります)


Mさんがトイレに行っている間、一人で飲んでいると、


隣に50過ぎの男性も一人で呑んでいた。


私は、旅行に出ると、すぐに知らない人に声を掛けたくなる性分で声を掛けてみた。


私「こんばんは。」


オジサン、少し驚いた様子。
(そりゃそうだろう)


男性「こんばんわ」


私「ご旅行ですか?」


男性「いや、田舎に帰るんだよ・・・。」


Mさんも戻ってきて、一緒に話していると、


あまり、良くない理由で田舎に戻るとのことだった。


話かけて悪いことしたかなぁ。


オジサンと分かれて飲みなおしです。


まだ、九州までは十数時間掛かるので、今夜は船で宿泊です。


明日の朝には、九州です。


さぁ、いよいよ自転車旅行の始まりです!




つづく・・・。