札幌でも、ご高齢の女性がお一人でやられているラーメン屋さんが、珍しくありません。

しかし、ご高齢ゆえに、今はもう閉店された「美和食堂」さん



「名水ラーメン・厚別店」さん



「らーめんやさんほしや」さん

2021年9月に常連だった方が「⭐︎らーめんやさんほしや⭐︎復活プロジェクト」として、復活オープン)



どんどん消えて行きます。。。


まだご高齢でも営業中のラーメン屋さんには「進龍」さん



「北光飯店」さん



「食堂天龍」さん



「名水ラーメン・中沼本店」さん



「つくも食堂」さん



「ラーメン蘭(代替わりして営業中)」さん。



そして・・




「塩っぱかったり、甘かったりしたら言ってね‼️」

必ず声を掛けてくれる名物お婆ちゃんがいた「味の清ちゃん」も、今は閉まっています。

どのお店も創業30年、40年はザラ。。。


「お父さん!華龍ってラーメン屋さん、知ってる?」

「二回ぐらい行った事あるよ」

「そうなんだ・・お店壊して更地にして、今度マンションが建つんだって・・」

娘から聞いて「やっぱり」と「ほっ‼️」の気持ちが混在していました。


「やっぱり」と言う気持ちはお婆ちゃんが高齢で、来るモノが来た!と言う感じ。。。



「華龍」さんの創業は昭和46年(1971年)という半世紀にわたる歴史を持つ老舗店。

一人でお店を切り盛りするのは大ベテランの女性店主。

決まり文句は「ウチ、初めて?」。
それはラーメンに野菜を入れるかどうかの確認なのです。

実は、この店の野菜はもやしが中心。

札幌でラーメンにもやしが入るようになったのは「味噌ラーメン」の登場以降であり、それまでの札幌ラーメンといえば「醤油」味で、もやしは入っていませんでした。

以前、ススキノにあった(今は北24条に移転)「芳蘭」でも、醬油ラーメンを頼むと「もやし入れる?」と聞かれました。

芳蘭は昭和28年(1953年)という老舗中の老舗です。

ラーメンは、なんとワンコイン!

500円なのです。

しかし、ご高齢で動きはどうしてもスローモーション。。。

お水を出してくれる手も震えて。。。



しかしラーメンを作る事は身体が覚えているのでしょう。
スプーンから掬う白い粉や、ポットから注ぐ醤油ダレの量に迷いは感じられません。

お一人で切り盛りしているので、効率的に作業ができるようになっていて、チャーシューなどは調理台の下の箪笥の引き出しに入れてありました。



コレが問題。。。

そんな所にチャーシュー入れてて大丈夫

良く食中毒など出しませんでしたね。。。

コレが「ほっ‼️」の理由。。。

正直言ってネットでも、その衛生管理に厳しい意見が出ていました。

古いお店だから雑然としているのは仕方がないかもしれませんが・・



食材の管理は疎か・・

ひとみ婆ちゃんのコントではなく・・



何はともあれ無事暖簾を下された事、安堵すると共に、お疲れ様と申し上げましょう‼️