今晩は!

どうでもいいヨタ噺の時間ですよ。

ご家庭や職場でチョットしたネタ噺をお届け!



今を遡ること約1300年前の713(和銅6)年、奈良平城の都で、全国六十余国に向かって「郡内の物産品目、土地の肥沃度、山川原野の名前とその由来、土地の伝承などをまとめた報告書の提出せよ」と命令が発せられます。

その際に、各国ごとに郡や里などの地名は「縁起の良い漢字2字」を用いる事も命じました。

特に、各国ごとに郡や里などの地名に縁起の良い漢字2字を当てることに関しては「好字二字化令」とも呼ばれるもので、当時日本が国のお手本にしていた唐の地名が漢字2字で表記されていたことによります。



「近江」もそれまでは3文字で「近淡海」と書いて「ちかつおうみ(都に近い湖という意、琵琶湖さす)」と呼ばれていました。

これに対し、浜名湖は「遠淡海(とおつおうみ)」と呼んおり、国名を2文字にせよということで、「淡海」を「江」に置き換えることになり「近淡海」は「近江」に、「遠淡海」は「遠江」と2文字地名となり、読み方も「近江」は「ちかつ」がなくなって「おうみ」に「遠江」は「とおとうみ」と呼ばれるようになりました。

「和泉」の場合は、元々は1文字の「泉」でしたが、2文字にする為、佳字である「和」を頭につけました。



しかし、この「和」はただの飾り。。。

この字があってもなくても読み方は「いずみ」。

木の国を「紀伊」としたのも同様の理由。

島根県の「隠岐」や長崎県の「壱岐」も、もとは「沖」の1文字であり、三重県の「志摩」は「島」と態々2文字に表記し直したものです。

その様な訳で旧国名は、漢字と読み方が一致しないことが多いのです。。。


では「囲炉裏」は・・「爐」に・・アレレっ?一文字じゃん‼️



 爐さんは発寒に移転してから10年、その前は札幌センタービルの地下で営業されて、その前はススキノ、さらにその前は北大の近く。


札幌センタービル時代の爐さん


今年で創業72年になる「さっぽろラーメン」の老舗。



開店直後、お店の中に入ると、先客お一人・・

ご主人と奥様がお出迎え。

「いらしゃいませ〜」

コチラにどうぞとカウンターの奥の席に案内されて・・

横の余った椅子に荷物を載せる様に、ご亭主から勧められました。



店内は昔ながらのラーメンのお店という感じです。
BGM
はテレビ。。。
店内に立ち込めるのは魚介類の匂い・・・焦がし油の匂い・・

壁に貼られたメニューを拝見すると「スペシャル」・・



秘密めいて、誘うような言葉!!でも・・
今日は「醤油ら〜めん」800円を、注文。


ご亭主が取り出したのは「西山製粉」の麺。。。



我が家で冷やし中華をする時に使う麺と同じ麺。。。。

壁の時計をチラッとみたらお湯に投入。。。

中華鍋でラードを焦がし出汁と合わせます。

頃合いで麺を平ざるですくい上げ・・丼でスープと合わせます。

盛り付けは奥さん。

出来上がり!!


「醤油ら〜めん」登場!!

 


予想通り、湯気が立たない焦茶色のスープ。

炒められたモヤシを真ん中にチャーシュー、白っぽいメンマ。

潔いら〜めんですね。


まずはスープを一口。 



あちぃっ!!スープは熱々。
最初の一口目は豚骨と鶏ガラの出汁の風味。。。

その後に感じる酸味。
スープの色目に反して、塩っぽさはなく、甘さは控えめ。。。

ですが、端正な気骨を感じる味わい。。。

流石、老舗のら〜めん。



西山製麺の中細やや縮れの麺は、噛み心地が気持ち良いですねぇ。



太目に切ったチャーシューは、肉厚で食べ応えがあり、これぞラーメンのチャーシューって感じですが、若干ボソッとしていて・・
イマイチでした。残念っ!!



何だ?カンだ?と味見している間に、スープも一滴残らず頂きました。

 

今回、老舗ラーメン屋さん「一徹」さん「冬冬」さん「爐」さんと焦がしラードのお店を訪問しましたが、いずれのお店も、独自のスタイルを完成させており、お客様に長く愛されてきた、正に正当派ラーメン店‼️
でも、それぞれ個性があり、食べ比べも楽しいかも。。。🤗

 

帰りがけにご主人に「昔はラーメンにネギは入ってなかったんですか?」と尋ねると、和かに「ああ!白髪ネギは入って無かったんですよ!!」と教えてくれました。

「それで三平サンのラーメンにもネギ入ってないんですね」

「そうですか・・」とご亭主ニコニコ・・


味の三平さん





ご馳走様です。

今回の「らーめん爐 」は☆☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって本当に有難うございます。

ラーメン以外の画像はネットから拝借しました。

有難うございます。