どうでもいいヨタ噺の時間ですよ。

ご家庭や職場でチョットしたネタ噺をお届け!


もうすぐ端午の節句。

五月人形の隣に鍾馗様を飾るご家庭もあるのではないでしょうか?



髭面でむさ苦しくてこわ~い顔をしていて、閻魔様みたいな風貌ですね。
実際に閻魔様と勘違いされることも多い鍾馗様ですが、まったくの別人です。
それにしても、こんなに怖い風貌の人形をどうして端午の節句に飾るのでしょうか!?
鐘馗(しょうき)様が祀られる様になった理由に、次のような伝説があります。

 唐の時代に終南山という地に住んでいた青年「鐘馗」が、高級官吏になるため科挙(試験)を受けました。

鐘馗は1番で合格して「状元」の称号を受けたのですが、大きな体と髭ズラで人相が悪かった為、玄宗皇帝は鐘馗を恐れて称号を取り消します。



その事に絶望し、鐘馗は自殺してしまいます。

その後、玄宗はマラリアにかかり高熱の中、夢で小鬼に苦しめられるのですが、そこに大鬼が現れ、あっという間に小鬼たちを退治したのです。



 助けてくれた大鬼に「お前は誰だ」と尋ねると、「鐘馗だ」と名乗ります。

「自分は科挙に落第したことで自殺したが手厚く葬ってもらったので、その恩に報いるため天下の災いを除くことを誓いをたてた」と。。。

その後夢から覚めた玄宗は病気が全快したことに気付き、急いで画家に夢に出た鐘馗を描かせます。

コレ以降、マラリア(疫病)から救った事、科挙に合格した事から、鐘馗様は疫病除け・学業成就のご利益がある神様として祀られるようになったのです。

 鐘馗様は学業成就や魔除けの目的で、五月人形や掛け軸として室内に飾るのです。

しかし、これは関東地方に見られる飾り方で、近畿地方では屋根の上に飾ります。

なぜ屋根の上に?

それには、こんな謂れがあるのです。

昔、京都の三条で薬屋が立派な鬼瓦を拭いたところ、向かいに住む奥さんが病に倒れてしまいました。

なぜ病になったのか調べると、薬屋の鬼瓦によって跳ね返った悪いものが向かいの家に入って来る事が原因だとわかりました。



そこで、鬼より強い鍾馗様の像を伏見の瓦屋に作らせ屋根に据えたところ、病が完治したそうです。

この飾り方は京都を中心に広まったのですが、これは向かいの家が鍾馗様を据えると何も言わず同じように自分の家にも鍾馗様を据えるという、京都人の性格も関係したようです。



因みに向かいの家が鬼瓦の場合は軌道様を正面に据えますが、軌道様の場合はお互い睨み合いにならないよう目線をはずして据えるそうですよ。。。


地下鉄24条駅から徒歩15分。。。

京都の超有名店主が札幌にお店を出したと、テレビで拝見して気になっていたお店です。

到着は2時少し過ぎ。




風が強く暖簾が煽られて巻き付いています。

お店はお昼時を過ぎて落ち着いていました。



入ってすぐ左手の券売機でイチオシの「味玉背脂煮干らーめん」950円をいただくことにしました。

何々?濃厚ファフィ卵とな?



先客は四名。。。

入り口に「湯浅名産 手づくりしょうゆ 角長」の醤油がありました。



素材に拘っているのですね。

お嬢さん店員さんに渡します。
店内は6人掛けのテーブル席と、カウンター席4席。



カウンター席に案内され。。。

並びはおばさんお二人。。。

マァ!よく喋る事。。。

黙食ってご存知ないのでしょうか?

ご亭主とお嬢さんの2人で切り盛り。

勿論、お嬢さんに「写真良いですか?」「どうぞ!」と快諾を頂きました。



しばし後「味玉背脂煮干らーめん」登場!!

いかにも「煮干し」といった濁りのあるコンクリート色のスープの上には大き目レア・チャーシュー、濃厚ファフィ卵の味玉、黒ばら海苔、刻み生玉ねぎ。。。


先ずはスープを一口!!



煮干しのエグ味は全くなく、醤油もどちらかというと白醤油の様に穏やかな醤油。。。

煮干しはエグ味のある二種とない二種を配合したものだそうです。

でも、どちらかが主で、どちらかが従でもない、バランスの取れたスープです。

プカプカ浮かぶ背脂が一層柔らかさを演出。。。

人によっては「頼りない」と思われるかもしれませんが・・

爺ィには、好みの味わいですね。。。



麺は「さがみ屋製麺」の太麺。。。

スープに負けない食べ応えのある麺です。



チャーシューはお嬢さんがスライサーで、その都度切っているだけあって、自慢の一品なんでしょう、薄くても柔らかく、脂身のところはトロっとしてとても美味しいのですが、若干筋っぽいところが気になります。



美味しかったのは「黒ばら海苔」

磯の塩っぽさが麺とよく合い、コレは良い!!



その下からメンマが気持ちほど出てきましたが。。。



濃厚ファフィ卵の味玉は色目も鮮やかで、味わいも濃厚な綺麗な黄身。。。

美味しい!!



刻み生玉ねぎは口中をサッパリさせてくれ、背脂と良いコンビ!!



味変に「リンゴ酢」を入れてみましたが、量が少なかったのか、今一つ。。。


でも、スープの最後の一滴まで頂きました。


出掛けに暖簾を直していたら、お嬢さんとご亭主が出て来られて「コレは凄い事になっているネ!・・すいませんね!」と・・

お礼を言われ・・ご亭主が暖簾を綺麗に直していました。



「京都のお店は今もやられているんですか?」とお尋ねすると「お店は完全に人に譲りました」と和かに仰っていました。。。


店舗情報

店名

 鍾馗(MEN SHOUKI

電話番号

011-768-8029

住所

札幌市東区北26条東1-2-25 ノース26 1F

営業時間 

11:0015:00
18:00
21:30

日曜営業

定休日

火曜日(418日〜423日まで臨時休業

新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場 有 二台

✳︎全面禁煙



ご馳走様です。

今回の「麺 鍾馗 」さんは☆☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって本当に有難うございます。

ラーメン以外の画像はネットより拝借しました。

有難う御座います。